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静岡の海の名産、マグロをカレーに!体験学習イベントでコラボカレーを考案

焼津のマルミヤ食品とコラボで5種のレトルトカレーを発売。地元の名産、マグロを子どもたちが全力アピール!

2022.03.08

静岡の海の名産、マグロをカレーに!体験学習イベントでコラボカレーを考案

「まぐろツナマヨカレー」「まぐろカツカレー」「まぐろソーセージカレー」「まぐろハンバーグカレー」「まぐろステーキカレー」。
圧倒的な“マグロ推し”をアピールしたメニューですが、これは静岡県焼津市にある推進パートナー、マルミヤ食品と海と日本プロジェクトin静岡が、数量限定でコラボ販売したレトルトカレーのラインナップです。

実は静岡県は、全国有数の水揚げ量を誇るマグロの名産地。
2021年夏に静岡で開催された体験学習イベント「キッズサマースクール」のテーマにも取り上げられ、もうひとつの地元の名産うなぎとともに、子どもたちが東西2チームに分かれてそれぞれの食材について探求しました。
マルミヤ食品では東部エリアの「マグロ探求隊」の子どもたちに工場見学を実施するなど学習をサポート。そんなイベントのなかで誕生したのが今回のコラボ商品でした。地元の海の恵みについて学んだ子どもたちが、いかにマグロをアピールするか商品パッケージを考え、商品化したものです。
「これまでは食品メーカーとして地元の人たちと直接繋がる機会はあまりなかったのですが、今回このような取り組みに参加できて、とてもよかったと思っています」とおっしゃるマルミヤ食品の柳沢宏至さんに、お話をうかがいました。

5種のマグロカレーを食べ比べ!イラストで地元のマグロをアピール!

駿河湾に面した焼津市でレトルト食品を製造しているメーカーで、「ふだんOEMで小ロット生産をメインにしているので、商品開発はスムーズでした」という柳沢さん。ご自身は、静岡の海洋産業の活性化と海洋保全を目的にした財団法人MaOIの活動にも参加されていて、海への関心も高く、キッズサマースクールのサポートにも快く協力いただきました。

「焼津を含む東部エリアのチームの学習テーマはマグロだとお題をいただいたので、マグロを活かしたレトルトカレーを作ろうと子どもが好むハンバーグやカツなど5種類のメニューを提案したんです。イベント当日に子どもたちに5種類を食べ比べてもらったんですが、一番人気はやっぱり『まぐろハンバーグ』でしたね。あと意外に『まぐろツナマヨカレー』も好評でした。マイルドな味になって美味しいんですよ」
一つひとつ味わって食べ比べてくれた子どもたち。養殖から加工、流通まで海産資源としても多角的に調査してきたなかで、地元の味としてマグロをどうアピールするか、商品パッケージに使うイラストを一人ひとりが一生懸命に考えてくれました。

発売は、地元の商業施設エスパルスドリームプラザのほか、昨年10月に東京で開催した「海のごちそうフェスティバル」にも出品。足を止めて興味を持っていただいたお客様も多く、「マグロのカツやツナマヨが入ったレトルトカレーという他にはないオリジナリティが売りですが、パッケージに描かれた子どもたちの学びに触れて、その取り組みも含めて興味を持ってもらえたようです」と売れ行きは良好でした。

5種のマグロカレーを食べ比べ!イラストで地元のマグロをアピール!
5種のマグロカレーを食べ比べ!イラストで地元のマグロをアピール!

体験学習イベントで実施したオンライン工場見学も大人気!

コラボ商品のパッケージ製作だけではなく、体験学習イベントではマルミヤ食品の工場見学も実施されましたが、これが子どもたちから大人気。静岡は水産加工業が盛んな土地柄で子どもたちも日頃から食べ慣れていると思いますが、どのように作られているかまでは知らない子が多くいます。
時節柄、工場見学はオンライン開催になりましたが、製造工程を説明しながら案内。工場長が会場の子どもたちとやりとりをしながら中継は盛り上がりました。「工場長は初めての体験にヒヤヒヤしながらも楽しみながら取り組めた様子。子どもはもちろん、親御さんたちからも好評でした」

後日、会社には商品のお問い合わせとともに、楽しかった、おいしかった、などイベントに関する感想のメールが直接届いたそうで「マルミヤ食品として地元の人たちと直接繋がる機会はあまりなかったのですが、今回このような取り組みに参加できて、とてもよかったと思っています」と振り返りました。
体験学習イベントで実施したオンライン工場見学も大人気!
体験学習イベントで実施したオンライン工場見学も大人気!

経済視点でも静岡は海の恵みに支えられたエリア。改めて学ぶこともたくさん

会社の拠点は焼津ですが、柳沢さんご本人はもともと浜松のご出身。浜松が位置する静岡県西部の海は遠州灘で、遊べるような海辺ではなく、「泳ぐとしたらもっぱら浜名湖。子どもの頃はあまり海に親しみがなかった」のだそうです。
大人になってから東部へ移ってみると駿河湾は海の印象が異なり、初めて海が近くにあったことを再認識されたといいます。
「前職で営業をつとめるなかで、県内の得意先には海産物メーカーが多いことなど、いかに静岡が海の恵みに支えられた県であるか、海の恵みで成り立っているエリアであるか、経済的な視点で改めて気づいた具合でした。以来、静岡のさまざまな海を学ばせてもらっています」
土地柄なのか、マルミヤ食品には海の幸を使ったメニューのオーダーも多いそうで、他社と共同開発したパスタソース「桜海老のペペロンチーノ」や「サザエカレー」、サンシャイン水族館とのコラボによる「オオグソクムシのカレー」などもあるのだとか。

そして今回の子どもたちの学習イベントに参加したことで、「海について深く知っている子もいれば、まだ馴染みがない子もいるんだなと格差に気づきました。だからこそ今回のような取り組みによって、知らない子どもたちに教えたり、知っている子により深めてもらえるような海洋教育は大切だなと思いました」と子どもたちにも海への関心を深めてもらいたいと希望を寄せます。

さらに「海溝も近いエリアなので、私自身、海の活動にこれからも取り組んでいきたいですし、ダイバーを応援したい気持ちもあります。海プロのような全国規模で展開される取り組みのなかで、各地の取り組みを包括してキュレーションするような、ポータルな存在でいてもらえたらと思います」と抱負と期待も寄せられました。今後の連携がますます楽しみです。

経済視点でも静岡は海の恵みに支えられたエリア。改めて学ぶこともたくさん

また今回5つのコラボカレーを生み出した2021年のキッズサマースクールは、年末に東西対抗スタイルの合同発表会を「マグロとうなぎ、どっちがすごい!?」と題して開催され、「マグロ探求隊」と「浜名湖うなぎ探求隊」がまとめた研究成果が公式YouTubeで視聴可能です。
あわせてSNSではコラボカレーをプレゼントするキャンペーンを2022年3月21日まで実施。
ぜひご注目ください。

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