海ごみゼロを目指して!日常の活動とともに全国一斉キャンペーンで思いをひとつに!
「春の海ごみゼロウィーク2022」開催中ですが、一年を通じて、多彩な海ごみ対策の活動が全国で行われています
2022.06.02
5月30日は「ごみゼロの日」、そして6月5日は「環境の日」、6月8日は「世界海洋デー」。
今年もこの3つの記念日を含む春の2週間を「春の海ごみゼロウィーク2022」と題して、全国一斉清掃キャンペーンを実施中です!
皆さん、青いものを身につけて、身近な場所でごみ拾いに参加いただいているでしょうか?
海ごみは世界共通の社会課題のひとつ。一年を通じて考え行動すべき問題だという認識も、広く浸透してきたように思います。ウィーク中に限らず、これまでも全国さまざまな場所で、さまざまな人々が、さまざまな形で、海ごみ問題の解決に向けて取り組んできました。
活動年数を重ねるごとに、地域独自の清掃活動も、海ごみの海洋環境への影響調査や、地元の海ごみの現状を伝えるレポートなども、それぞれ新しい視点や発見、創意工夫が加わって興味深い内容になっています。
今回は、今年届いた活動レポートなどをいくつかご紹介します。
各地での日々の活動をベースに、全国で思いをひとつにする春の清掃キャンペーンで、みんなで海の未来を守っていきたいですね。
地元、香川の海を巡回!一年を通じて海ごみの様子をチェック
瀬戸内海の様子を伝える、海ごみ巡回レポートがたびたび掲載されているのは、香川県エリア事務局のニュースサイト。今回届いたのは、休日にふらりと初めて足を運んでみたという篠尾海水浴場の様子です。日々の積み重ねで観察眼が養われ、観察ポイントや海ごみの特徴などもすぐにわかるよう。地元の海を見つめることは、海ごみ問題解決の一歩ですね。
海ごみ巡回 @篠尾海水浴場
海ごみ清掃で海体験を!守りたい、きれいな海をイメージできるかがカギ
世界遺産である広島の宮島では、小学生たちが清掃活動を行いました。指導したのは、県環境保健協会の馬場田さん。海で遊ばない子どもたちが増えるなか、ごみ拾いを通じて海体験をしてもらい、「守りたい環境をイメージできることが活動へのモチベーションに繋がると思う」と掃除の仕方などをレクチャー。守りたい広島のきれいな海を子どもたちへ伝えています。
教えてくれるの広島県環境保健協会馬場田先生
深海魚ミズウオの解剖教室で実感!静岡の深海にもプラスチック片が浸透中
日本一深い駿河湾がある静岡県で、深海魚「ミズウオ」の解剖教室をしているのは東海大学学芸員の手塚覚夫さん。深い海の底に棲むミズウオの体内から、私たちの日常生活でよく見るプラスチック製品が多く見つかっているのだそう。人間が見えていない深い海の底にまで浸透してしまった海洋汚染の現状を、多くの人に伝えています。
海洋ごみ問題の現状
このほかにも、清掃活動や調査研究など海ごみに関する活動は、一年を通じて全国で行われています。
各地での普段の活動とともに、全国で思いを合わせて実施する「春の海ごみゼロウィーク2022」で、海ごみゼロを目指していきましょう!