海の未来を考える第一歩。「秋の海ごみゼロウィーク」始まります。
海洋ごみ問題の解決には一人一人の意識と行動が不可欠。まずは身近なクリーン活動に参加してみませんか。
2020.09.03
2019年にスタートした全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」、今年もいよいよ開催です。
昨年は「ごみゼロ(530)の日」である5月30日前後の1週間を設定し、全国でさまざまな団体や有志チーム等が清掃活動に参加されました。
今年はコロナウイルス感染予防の対策を講じ、キックオフイベントを9月12日に東京タワーで開催予定です。全国各地の清掃活動「海ごみゼロウィーク2020」を応援します。
おさらいです。「海ごみゼロウィーク」って何でしたっけ?
海ごみゼロウィークは、全国で一斉に行う清掃活動です。
“これ以上海にごみを出さない”という社会意識を高めていこうと、環境省との共同で2019年にスタートした「CHANGE FOR THE BLUE」プロジェクトの一環で行っています。
海洋ごみの問題は、世界的な社会課題のひとつ。
現在、800万トンという途方もない量の海洋ごみが、毎年発生していますが、その約8割は街から流れ出たもの。ポイ捨てだけではなく、ごみ集積所から溢れ出てしまったものなど、“正しく処理されなかった”ごみが含まれます。決して他人事ではないのです。
自分が出してしまったものかもしれないビーチのごみ、いつか海洋ごみになるかもしれない街のごみを、全国で一緒に救出する活動が海ごみゼロウィークなのです。
そんな海ごみゼロウィークへの参加は、30名以上のメンバーを集い、サイトから申し込むだけでOKです。個人の場合は、参加者募集中の団体をサイトから探してみてください。もちろん個人的に清掃活動を行っていただくのも大歓迎です。
シンボルカラーの青いアイテムを身につけて、ごみを拾いながら、「#umigomi」をつけてSNSで発信すれば、全国の仲間とつながります。
海ごみゼロウィーク2020
今後もCHANGE FOR THE BLUEに注目を!
そしてもうひとつ、海ごみゼロウィーク期間中には、CHANGE FOR THE BLUEプロジェクトの「海ごみゼロアワード」の表彰式も9月14日に行われます。
こちらは、世界に発信できる優れた海洋ごみ対策を表彰するアワードで、今年もたくさんの応募をいただきました。
アクション部門、イノベーション部門の2部門で、各賞が発表されますが、今年もきっと、思いもよらないアイデアや新しい技術や製品に驚かされるはずです。
CHANGE FOR THE BLUEでは今年、企業や自治体、学術機関など、さまざまなステークホルダーと連携した取り組みも活発化しました。現実的な海洋ごみ削減システムや、新しいビジネスをつくる動きも生まれています。
海の未来を変える挑戦は、これからも続きます。皆さんも、ぜひご注目ください。
未来の海のために、今できることを。