秋の海ごみゼロウィーク、始まります!
全国一斉の清掃活動「秋の海ごみゼロウィーク」は9月20日から29日まで。身近なところから始めてみませんか
2024.09.12
今年もまもなく「秋の海ごみゼロウィーク」が始まります。
キックオフイベントは9月21日(土)、東京・お台場での開催が決定しました。
毎回、注目を集める恒例の「コスプレde海ごみゼロ大作戦」ももちろん開催予定です。
“海ごみゼロ”を合言葉に全国一斉の清掃活動を推進する「海ごみゼロウィーク」は、海洋ごみ対策の強化週間。今回も、全国各地でさまざまな清掃イベントなどが実施されるので、ぜひ身近なごみ拾い活動に参加してみてください。
世界的な課題になっている海洋ごみの約8割が陸から流れ出ているという現実に目を向けてみると、気づくのはこの問題を食い止めるためには、陸に暮らす一人ひとりの意識と行動が欠かせないのだということ。
目の前のごみを拾うこと、海洋ごみ問題を正しく知ること、海にごみを出さないという意識を共有して行動すること。そんな一人ひとりの力が、海の未来を変えていきます。
この「秋の海ごみゼロウィーク」にまずは一歩。目の前のごみを拾いながら、海洋ごみ問題についてあらためて考えてみませんか。
マイクロプラスチックの行く末は?東大研究チームが海洋ごみの実態を調査研究中
もし、ごみを拾わなかったら?海に流れ出て、プラスチックは細かく分解されてマイクロプラスチックになり、さらに目には見えないサイズになって…どうなる? その実態を調査しようと、海洋ごみのホットスポットといわれる日本海西部で、東京大学の研究チームを中心にした調査航海が行われたそうです。
植物プランクトンレベルまで小さくなったマイクロプラスチック粒子の挙動にも注目していて、今回の調査では採取したサンプルを使って分析方法を確立することも目的のひとつ。将来的に10ミクロンのプラスチック粒子の挙動も解明できるようになるのだそうです。
東京大学との「FSI海洋プラスチック研究」プロジェクトでは、今回の興味深い調査航海の様子を伝える動画のほか、謎の多いプラスチックごみの一生を説明したわかりやすいアニメーションなども制作されています。最新の動向もぜひチェックしてみてください。
科学的根拠に基づいた情報を国民に正しく伝える海洋プラスチックごみに関する研究・対策
ごみ拾いって実は健康にイイ!という調査結果も
ごみ拾い活動に参加される方々への朗報も届いています。
これは新潟医療福祉大学と行った「海岸清掃によるストレス・気分の変化」についての実証実験で、「海岸清掃は血糖値やストレスを低減する」という調査結果が2024年8月に報告されました。
アスファルトと海岸の清掃活動の比較、また清掃活動と2種類の運動の効果を比較して、清掃活動が健康増進に有効な身体活動・運動の一つになりうると示されています。
気持ちを晴れやかに、体も健やかにしてくれるごみ拾い活動に、みなさんもぜひご参加ください。
【新潟】「海岸清掃によるストレス・気分の変化」に関する新潟医療福祉大学との実証実験結果発表
「#umigomi」で思いを共有!今秋もコスプレイヤーたちが海ごみゼロ活動を発信
海洋ごみの実態や、清掃活動のメリットなど、さまざまな角度から研究が続けられていますが、興味を抱いたらまずは目の前のごみ拾いからスタートしてみませんか。ご近所などで開催される清掃イベントに参加してみたり、個人で身近な場所のごみ拾いを行うのも“海ごみゼロ”活動です。SNSでは「#umigomi」で全国の仲間と想いを共有できるはずです。とくにウィークのスタートを彩る「コスプレde海ごみゼロ大作戦」当日は、SNSも大きく賑わうので注目です。今年は9月21日(土)開催です。
コスプレde海ごみゼロ大作戦2024 atお台場
秋の海ごみゼロウィーク