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美味しい魚を味わえる地元のイベントは、身近な海について考えるきっかけに

学校や漁港、飲食店など地元の美味しい魚を味わうイベントは、身近な海の環境に思いを馳せる絶好のチャンス

2019.06.20

いよいよ海辺のイベントシーズン到来! 全国各地で地元の海の幸を味わおうというイベントが開催されています。同時に美味しく魚を食べるイベントが、海を学んだり海洋問題を考えるきっかけにもなっているようです。

毎年恒例となっている子どもたちの地引網体験が行われたのは、鹿児島県南九州市の前原海岸。地元の人たちの協力で毎年開催されているもので、参加した子どもたちからは、大漁の魚を引き上げて大きな歓声があがりました。そして引き上げた魚の名前や特徴を教わったり、その場で調理された魚料理を味わいながら、子どもたちは故郷のきれいな海を守ろうと心に刻むのだそうです。

香川県小豆島では今年、ブランド魚をPRする島鱧まつりが開催されました。2016年にブランド化して売り出した「小豆島 島鱧」の出荷式にあわせて開催した初のイベントで、島鱧を使った惣菜やバーガーは来場者からも好評! 漁協では現在、ブランド力アップとともに、魚が育つ海を守ろうと海底耕運など環境改善にも取り組んでいます。

また毎月、地元鮮魚店と飲食店が協力して「さかなのば」というイベントを開催しているのが、福島県いわき市小名浜です。ふだんはお酒と魚料理を楽しむイベントですが、今年は海ごみゼロウィークにあわせたスペシャル企画として開催。海洋ごみについてレクチャーを行い、参加者自身がごみを分別するスタイルに変更、テーブルでは酒の肴に海洋環境について話し合う姿も見られたとか。食卓が海に通じていることを実感するイベントになったようです。

海の幸を味わいながら、海の問題に思いを馳せる。いつまでも美味しい魚を食べられるように、みんなで海を身近に考えていきたいですね。