振り返ろう、海の未来を考える3つの「海ごみゼロ」プロジェクト
「海ごみゼロウィーク」「海ごみゼロアワード」「海ごみゼロ国際シンポジウム」が大きな関心を集めました。
2019.06.28
今年始動した、環境省と共同実施する「海ごみゼロ」を目指す3つの取り組みに、大勢の皆さんが参加されました。
全国一斉ごみ拾い活動「海ごみゼロウィーク」には約50万人が参加。ごみゼロの日である5月30日から世界海洋デーの6月8日前後までの約10日間に、海岸や街中など全国およそ1500ヵ所で、私たちの生活から溢れ出てしまったさまざまなごみを回収しました。その活動の様子が各地から続々と報告されています。
子どもが楽しめる工夫が凝らされていたり、地域の特色を生かしたイベントに仕立てられていたりなど、各地の活動に参加した皆さんの、いきいきとした表情も印象的でした。
また、海洋ごみ対策のモデルケースとなる優良事例を表彰する「海ごみゼロアワード」には、全国から254件もの取り組みがエントリーされました。ごみを集める活動、ごみを出さない仕組み作り、ごみの再利用など、内容も多種多様で興味深いものばかり。すでにさまざまな企業・団体が先進的な活動をされていることを知り、仲間の存在に勇気づけられ、改めて海ごみゼロへの思いを一つにする機会になりました。
「海ごみゼロ国際シンポジウム」は、G20エネルギー・環境関係閣僚会合直後の6月17日に開催。国内外の関係者や研究者が集まるなか、国際会議の成果報告や、研究者のレポート発表など、海洋ごみ問題について最新動向を共有し、日本の取り組みも広く紹介しました。同時に、海ごみゼロアワード受賞の8組の表彰式も執り行われ、会場から大きな拍手が送られました。
海洋ごみ対策の最新動向を共有。「海ごみゼロ国際シンポジウム」開催
海洋ごみ対策は今年だけのブームではありません。「海ごみゼロ」活動を契機に、これからも「海ごみとは何か?」「海を守るために何ができるのか?」を考え、アクションの輪を広げ未来を拓いていきましょう。