日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 石川 ~海と日本PROJECT~
全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。
2020.01.08
石川県では、小松市の安宅の子どもたちに、安宅の海と北前船にまつわる歴史が残る場所を散策したり、地元で受け継がれる安宅まつりに参加してもらいました。
石川県小松市の安宅の海がどのような特徴を持っているか、暮らしにどのような影響を与えているかを、町歩きをしたり、地元の有識者や祭り保存会の方の話を聞いたり、まつりに参加したりして、自分たちの暮らしを支える海について学んでもらいます。
日程
2019年8月27日 ワークショップ
2019年9月09日 安宅まつり曳船体験
開催場所
石川県小松市安宅
参加人数
ワークショップ:56人
安宅まつり曳船体験:30人
主催
石川テレビ放送株式会社
共催
小松市
協力
株式会社イノセンス
8月27日(火) ワークショップ
この日は、安宅の海・北前船にまつわる歴史が残っている、安宅住吉神社、おかんば跡、米谷公園を散策しながら、各講師による講義を行っていただきました。
昼食は、地元の老舗日本料理店「梶助」がこの日のために作ってくださった、北前船ゆかりの食材を用いたお弁当をいただきました。
また、創業以来160 余年、石川県の海産物を取り扱う「すみげん」で、1 級だしソムリエでもある角谷亮さんに北前船がもたらした小松の食文化について講義をしていただきました。
午後からは安宅まつりの曳船保存会メンバーによる曳船や木遣り音頭の歴史について講義いただき、参加者全員で木遣り音頭の練習をしました。
9月9日(月) 安宅まつり曳船体験
8月のワークショップでの学習と練習をもとに、実際に「安宅まつり」に参加しました。曳船保存会のメンバーの方々と一緒に曳船を巡行し、「木遣り音頭」を唄いました。
参加者の声
・安宅には、安宅住吉神社や古い町並みなどの海にまつわる建造物がたくさん残っています。また、海があるおかげでとれたてのお魚が食べられるのはもちろん、北前船が寄港したおかげで北海道の昆布やにしんを食べられることがわかりました。
・安宅が日本遺産に認定されたことによって有名になり、県外の人からもたくさん注目を浴びるようになったことを知りました。
・「安宅まつり」が海にまつわる行事だということを知りました。元々は木遣り音頭に譜面がなく、唄うことで伝えられてきたことも知りました。
・大きくなったら「安宅まつり」の曳船にも参加するなどして、「安宅まつり」の木遣り音頭をしっかり引き継いでいきたいと思いました。
・ずっとおいしい魚が食べられるようにごみ拾いをしたり、ごみの分別をしたり、プラスチックごみを捨てないなどを行って、海を汚さないようにしたいと思います。
配布資料
木遣り音頭歌詞
メディア掲出
9月10日 石川テレビ放送 「FNN Live News days」
9月21日 11:45~ 石川テレビ放送 「いしかわの海」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:86人