エビフェス!「海老の日®」祭りin豊洲 ~海と日本PROJECT~
食の台所・豊洲市場で、食育と環境問題に取り組むイベントとして、「エビフェス!『海老の日®』祭りin豊洲」を開催しました。
2020.01.15
食の台所・豊洲市場で、食育と環境問題に取り組むイベントとして、「エビフェス!『海老の日®』祭りin豊洲」を開催しました。
持続可能な美味しい水産物を食卓に届けるため、「おさかな食育活動」と「海のごみと食品ロス」削減イベントを同時開催しました。開催のねらいは、海ごみが魚などの海の資源に与えている影響を知り「命を思いやる想像力」をもってライフスタイルを見直してほしいという漁業関係者の思いを発信することです。イベントを通じて、命を思いやる想像力を育てます。
日程
2019年9月14日~16日
開催場所
豊洲市場イベントスペース、豊洲ぐるり公園
参加人数
15,000~20,000人
主催
一般社団法人日本海老協会
協力
東京都、農林水産省、環境省、消費者庁、一般社団法人大日本水産会、東京農業大学
トップシェフによる海ゴミ削減トークショー
9月14日、豊洲市場千客万来事業予定地にてトークショーを開催しました。登壇したのは、平野レミ氏(タレント)、茂出木浩司氏(たいめいけん)、田村隆氏(つきぢ田村三代目)、 鈴木弥平氏(ピアットスズキ)、野永喜三夫氏(日本橋ゆかり)です。「エビフェス!」でしか集まることのないトップシェフたちによる軽妙なトークが会場を盛り上げました。
その後、子どもたちと一緒にオムライスを作る料理教室を開催。じゃんけん大会の優勝者には料理教室で使用したフライパンがプレゼントされました。
おさかな解剖学習&プロに習う丸ごと料理教室で「一物全体」を学ぶ
9月14日に「エビフェス!」に訪れた家族客向けに参加者の募集・受付を行い、豊洲市場管理施設内の調理室にて「お魚解剖教室」を開催しました。
10時30分~、11時45分~、13時30分の各45分間、計3回実施され、定員90名がすべて埋まる盛況ぶりでした。
参加した子どもたちからは、次のような声が寄せられました。
「また、参加したいです!」
「また、来年きます」
「タイの内ぞうを初めて見た!」
「お魚は大きくてこわかった」
「塩焼きが包丁なしでできるのがおどろいた!」
「また、来年にエビフェスにいって、お魚解剖教室に参加したいです」
座学で「海洋環境と人間の営みとの関わり」を学ぶ
「エビフェス!『海老の日®』祭りin豊洲」の開催に先立ち、海のごみとフードロス削減に向けた講演会、勉強会を5回にわたって開催しました。
時期:①2019年5月24日、②6月21日、③7月30日、④8月30日、⑤9月13日
場所:①江東区、②中央区、③港区、④江東区、⑤江東区
参加者:流通各社の管理職を中心とした延べ約150名
内容:海のごみとフードロス削減に向けた講演会、勉強会
※ ①早稲田大学農学博士・矢澤一良教授、②「tabeloop(たべるーぷ)」の開発者・佐治祐二郎氏、③東京農業大学・田口精一教授を招き開催しました。
フードロス削減&脱プラスチック屋台で「ごみ削減の取り組み」を学ぶ
9月14日、豊洲市場千客万来事業予定地に、60か所のバーベキュー屋台ブース、5か所の料理の巨匠による屋台ブース、8か所の飲食店ブース、8台のキッチンカー、4か所の展示ブースを出展しました。
屋台ブースやキッチンカーでは、すべてバイオプラスチック製容器を使用。飲料容器もビン、カン、紙パックに限定しました。
また屋台で使用する食材には、あえて出荷期限切れで廃棄に回りかねないものを活用し、フードロス削減に努める取り組みを行ったのも特徴です。
会場には、ごみステーション専用ブースを設け、分別収集・リサイクル促進に努めました。さらに、来場者に「海ごみゼロウィーク~みんなで海を守ろう~」のバイオマスプラ製のごみ袋を配布。「持続可能な発展」の精神に基づく社会に向けた取り組みを求めました。
本イベントでは、後援である農林水産省、環境省、消費者庁の海ごみおよびフードロス削減に向けた各展示ブースも出店したほか、メインステージ上からナレーションを行うなどして、来場者にごみの削減を訴えました。
加えて9月15日~16日の間、近隣のぐるり公園のバーベキュー施設でバイオプラスチック製容器を配布したほか、ごみステーションを設けて、分別収集・リサイクル推進の取り組みを引き続き行いました。
また、ぐるり公園にも、農林水産省、環境省、消費者庁の海ごみおよびフードロス削減に向けた展示ブースを出店しました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:20,000人