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4組11名の親子が「アジ」と「ワカサギ」をさばいて料理!【日本さばける塾 in 長野県塩尻市】を開催

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 長野県塩尻市』を10月17日(日)に開催しました。

2021.10.27

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 長野県塩尻市』を10月17日(日)に開催し、4組11名の親子が参加しました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2021年10月17日(日)9:30~14:00
開催場所
塩尻総合文化センター ふれあいプラザ 調理実習室
参加人数
4組11名(小学生と保護者)
講師
クッキングコーディネーター 浜 このみ先生
主催
海と⽇本プロジェクト in長野県実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト

初めての三枚おろしに挑戦!アジとワカサギのランチボックスを作りました

今年も新型コロナウイルス感染症対策として、会場の定員の半分にし、消毒やマスク着用の徹底など十分な対策を行い実施しました。参加したのは、長野県内の親子4組11名です。
進行は、長野県最大の鮮魚卸売業者「マルイチ産商」と業務提携を結び、「浜このみのお魚レシピ」と称して、海なし県信州の県民に対し、魚をおいしく食べるレシピを数多く提案し、食目線で“魚ファン”を増やす活動を続けている浜このみさんです。また、アシスタントを務めるのは、長野放送・戸田山貴美アナウンサーです。
前半は海につながる湖の学びとして、諏訪湖とワカサギの問題について講義を行いました。参加者も真剣な表情で講義を聞いていました。講義を終えた後に調理開始。まずは浜先生がアジの三枚おろしのお手本を見せます。一度見たお手本通りに器用な手さばきで魚をおろす子供たち。意外にも魚をさばいた経験がある小学生がほとんどだったので、飲み込み能力が高く、一度お手本を見ただけで集中してアジをさばいていました。
三枚おろしのコツについて、「骨のギリギリの部分に包丁を入れて、”骨に当たる音”が聞こえるくらいが正解」と、浜先生。さばいたアジとワカサギを使って、浜先生オススメのおしゃれでおいしいランチボックスを作りました。会場では感染症対策のため調理した料理が食べられなかったため、調理後、参加者全員で塩尻名産のブドウを栽培する観光農園へ移動。広いブドウ畑の中でおいしくいただきました。

<アジとワカサギのランチボックス>
・アジのピカタのサンドイッチ ・ワカサギのフリッター ・季節のフルーツのシュワシュワゼリー

海につながる湖の学び~諏訪湖とワカサギの問題~

今回は、長野県最大の湖「諏訪湖」とワカサギをテーマに講義。
諏訪湖は綱走湖(北海道)と共に、ワカサギの“卵”の一大供給地です。諏訪湖で育った卵を全国各地の湖に放つことでそこでワカサギが成長し、各地でワカサギ釣りが楽しめるのです。
諏訪湖に注ぐ川へのワカサギの遡上は、例年なら4月最終週にピークを迎えるますが、今年はほとんど採卵できませんでした。
湖底の泥化や湖の環境の悪化が原因で生態系に変化を及ぼしているのでないかといわれています。
諏訪湖の浄化は進んできていますが、生き物にとっても暮らしやすい環境にするため、湖で暮らす魚の住処を増やすために水中に藻を広げる水草を増やすことしたり、湖畔・湖上のごみ拾いといった活動が行われています。
子供たちは、諏訪湖の環境を守るために一人一人ができることを考え生活することが大切だということ、そして諏訪湖を守ることは、その先の川・海を守ることに繋がるということを学びました。

参加児童や保護者の声(アンケートより)

⼩学6年⽣⼥⼦「アジはちくちくして痛かったけど、アジの身の降ろし方がよくわかった。家でもやりたい」
⼩学5年⽣男⼦「ごみを捨てていく人たちがいっぱいいて、魚も減るからごみを海に捨てないようにしたい」
⼩学4年⽣男⼦「海が変化していることを知ったので大切にしたい」
⼩学2年⽣男⼦「海の中の一番多い生き物はタコとイカの仲間だと知ってびっくりした」
⼩学6年⽣⼥⼦保護者「これから時代が進むにつれ海が心配になった。子どもと一緒に自分たちに何ができるかを日々の生活の中で考え、行動していきたい」
⼩学5年⽣男⼦保護者「子どもたちには難しいと思っていた三枚おろしを進めていく姿にたくましさを感じた。このような海を考え、海の恵みをいただくイベントに親子で参加でき大変有意義であった」






イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:11人