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サケのふるさと千歳水族館で『その“サーモン”どこから来たの?2021 ~海と日本PROJECT~』を開催しました!

サケのふるさと千歳水族館でサケの仲間について学び、握り寿司づくり等を行う体験イベントを開催しました。水族館と北海道大学大学院水産科学研究院、寿司チェーン企業の協力でサーモン・サケについて座学と解剖、調理、試食などを実施。海や水産への興味関心を高めました。

2021.11.10

サケのふるさと千歳水族館は、サケの仲間について学び、握り寿司づくり体験等を行うことで、青少年に海の環境や生物、海洋保全に対する理解、「海や水産」への興味や関心を高めてもらうことを目的に、2021年10月2日に『その“サーモン”どこから来たの?2021 ~海と日本PROJECT~』を開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
サケのふるさと千歳水族館は、北の「海の宝」の代表格である「サケ」を中心とした飼育・展示と「サケ」を通した教育活動を長期間に渡り実施してきています。本イベントでは、同水族館と北海道大学大学院水産科学研究院および回転寿司店を北海道内で展開している企業とが協力し、寿司ネタとしての「サーモン・サケ」に焦点を当て、座学、解剖、調理、試食といった五感で体験する食育により、「海の宝:サーモン・サケ」を理解してもらい次世代を担う若者に「海や水産」への興味や関心を高めてもらうことを目的としました。
日程
2021年10月2日(土)13:00~15:00
開催場所
千歳市 サケのふるさと千歳水族館 2階学習室
参加人数
22名
共催
北海道大学大学院水産科学研究院
協力
株式会社ダブリュ・コーポレーション/北々亭 千歳店

サケについて学びました

新型コロナ感染拡大の影響で10月開催となりましたが、ちょうどシロザケ(サケ)の遡上の時期で、イベントの内容を考えるとよいタイミングでした。千歳水族館には、世界的にも珍しい、川底を観察できる窓が設置されており、海から戻ってきた産卵間近のサケを見ることができます。
菊池基弘千歳水族館長の司会進行によりスタートし、はじめに北海道大学の清水宗敬教授が、「北海道と世界の“サーモン”」というタイトルで話をしました。まず、北海道のサケ(シロザケ)について食べ物だけでなく文化的にも大事な魚であると説明があり、次に、ノルウェーでサーモン(タイセイヨウサケ)の養殖が盛んなのはフィヨルドという地形が関係しているとの解説がありました。そして、養殖やふ化放流事業が抱えている野生魚の保護の問題を紹介し、まだ野生のサケがいる北海道の重要性を伝えました。

サケの解体

次に、北々亭を運営する株式会社ダブリュ・コーポレーションの高尾営業部長によるサーモンの解体実演が行われました。北々亭千歳店様に準備していただいたお寿司用サケ・サーモン(ノルウェー産タイセイヨウサケ、日高産シロザケ「銀聖」、チリ産トラウトサーモン、虎杖浜産ニジマス(森田養鱒場)およびロシア産イクラ)がずらりと並んだ横で、高尾営業部長による軽やかな説明と包丁さばきがあり、参加者はとても興味深そうに見学していました。
 

握り体験

そしていよいよ握り体験となりました。参加者の密集を避けるために、2組に分けて、もう一方は水族館のバックヤードツアーを先に体験しました。握り体験も握りブースと握りロボットブースにグループを分けて、密集を避けながら体験しました。試食会では、自分が握ったお寿司を美味しそうにほおばっていました。
 

バックヤードツアーでは、菊池館長の説明で普段見ることのない大きな水槽の裏側や“生”の飼育現場および水族館を裏で支えるポンプ・機械系統を見学しました。
今回は感染対策を第一にしたため、参加者を絞らざるを得なかったものの、様々な工夫により充実したイベントとなりました。
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:22人