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オンライン会議ツールを使って立命館小学校2年生と「かい君のさがしもの」を使った授業を実施しました!

一般社団法人アートをコアとしたコミュニケーションデザイン大学コンソーシアムは、開発したICT紙芝居教材の授業実践の一環として、ICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を活用した授業を立命館小学校とオンラインでつないで開催しました。

2022.02.25

一般社団法人アートをコアとしたコミュニケーションデザイン大学コンソーシアムは、開発したICT紙芝居教材の授業実践の一環として、11月24日にICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を活用した授業を立命館小学校とオンラインでつないで開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
ICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を用いた授業実践を行いました。
日時
2021年11月24日(水)9:35〜10:20/11:35〜12:20
開催場所
立命館小学校
配信会場
KAIKA
参加人数
小学2年生 120人(2クラスずつ実施)
協力団体
劇団衛星

「海」を題材にした物語の読み聞かせ

ICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を活用した授業を、立命館小学校の教室とスタジオとをオンラインでつないで開催しました。
紙芝居は教室の大画面ディスプレイに映されました。子どもたちの姿は、教室に複数台あるカメラによってとらえられ、俳優は様子や反応を確認しながら授業を進めました。俳優が紙芝居を送りながら、また、音響効果や音楽を流しながらセリフを吹き込んでいきました。オンラインながらも、リアルタイムで繰り広げられる臨場感溢れる紙芝居上演に、子どもたちは没入していました。
また、教室にいる教員にも途中で出てくる「チョウチンアンコウ」「ホタルイカ」役を演じてもらいました。それまで画面の向こうで進んでいた物語が画面を飛び出して教室にもあふれてきたような、ダイナミックな読み聞かせになりました。
子どもたちからは掛け声や笑い声があがり、積極的に紙芝居上演を楽しんでいました。

紙芝居上演後は、教員による話のふりかえりがありました。登場人物や場面などを子どもたちと整理し、「ウミガメがあんなに遠くまで泳ぐなんて知らなかった」などの感想が出ました。また、「ビニール袋、だれがすてたのかな?」という問いかけに対して、すぐに「人間!」と答える様子が印象的でした。

「海」に関するクイズを自分たちが出題する?!

続いて教員が、紙芝居の登場人物である「クイズ好きの食パンさん」に3択のクイズを出しました。
「最近先生は、ウミガメさんがお腹に何かを詰まらせて死んでしまったというニュースを見ました。さて、何を詰まらせたでしょう? 1、海藻 2、軽石 3、魚」
「う〜ん難しい・・・軽石?」
「正解!」
そんな時事問題も絡めたクイズに俳優が答えます。
次は、それを見本に子どもたちも、「食パンさん」に対して海に関するクイズを話しあって考え、俳優に出題しました。発表しきれなかったクイズは、授業の感想とともに提出してもらいました。

ただ感想を求めるだけではなく、このようにクイズの出題とともに感想を添えてもらうことで、児童の表情も想像できるような活き活きとした感想がたくさん寄せられました。

今回は、2年生という低学年向けの授業ということもあり、海の素晴らしさや不思議さを感じられる紙芝居を読むことで、「海についてもっと知りたい!」という気持ちを育むきっかけ作りとして取り組みました。道徳における自然愛護にも通じる内容であるとともに、海について「主体的に考えられるような体感」を目指しました。

参加した子ども・保護者からの声

・私はいつもよく海に行きます。けれども、海に行くわりに全然知らないので、とても勉強になりました。もっと海のことが知りたいと思いました。
・海が好きになった感じがした。ウミガメとかも大変だと思った
・かいくんが、ただわかめのためのクイズ探しにうみにいったのにそれがだいぼうけんになってすごい!!!!!
・かいくんがビニール袋のところでピンチになったとき、どきどきした。たすかってよかった。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:120人