楽しく学んで行動しよう!プログラミングで海のSDGs! SDGs×プログラミングの出前授業を7/7実施しました!
一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは、白百合学園小学校の6年生を対象に「ログラミングで海のSDGs!」出前授業を実施。「海洋プラスチックごみ」をテーマにした、プログラミングと算数(正多角形と円)を楽しみながら学習しました。
2022.08.08
一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは、2022年7月7日(木)、白百合学園小学校の6年生を対象に、社会課題のひとつ「海洋プラスチックごみ」をテーマにした、プログラミングと算数(正多角形と円)を楽しみながら学習する、「プログラミングで海のSDGs!」出前授業を実施いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
「プログラミングで海のSDGs!」出前授業 授業内容「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」
日程
2022年7月7日 8:35~14:40
開催場所
白百合学園小学校
参加人数
114名
後援
総務省、文部科学省、環境省
協力
リトルスタジオインク株式会社
1人1台のタブレットでScratchを使い、正多角形を描く
白百合学園小学校の6年生3クラスを対象に、1人1台配布されているiPadを利用して「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」を実施しました。授業は、SDGsの目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、仮想の海に浮かぶ海洋プラスチックごみを、ロボットが正多角形に描いた網で回収するプログラミングに挑戦しました。プログラミングの学習経験がある児童のみなさんは、Scratchの操作には慣れており、また5年生の時に調べたというSDGsの知識を使いながら、授業に取り組んでいました。
「算数・正多角形の性質」と「海洋プラスチックごみ問題」について同時に学習
仮想の海洋プラスチックごみを回収する際に、5年生の算数で学習する「正多角形と円」の内容を生かし、プログラムを考えていきます。散らばっているプラスチックごみを、ロボットの燃料を消費しすぎないように、効率的に回収するにはどんな正多角形を描けばよいか、うまくプログラムを組むためには、正多角形のどんな性質に注目すればよいか、一生懸命に考えている様子が印象的でした。
「海洋プラスチックごみ」は、私たち人間の社会生活によってうまれた深刻な問題です。授業の最後には、プラスチック製品の「つくる→捨てる→海へ流れる」というプロセスに沿って、海に直接捨てることは少なくても、川や風によって流れ、豊かな海が汚れてしまっている、ということをクイズ形式で学習しました。
私たちにすぐできる取組としては、「使い捨てプラスチック製品の使用を減らす」「ごみを正しく捨てる」などが挙げられます。海に流れてしまったプラスチックごみを1人1人の手で回収するのは大変なことですが、実は世界中で、海や川のごみを様々なICT技術(プログラミング)で回収する方法が開発されています。子どもたちには、算数の復習をしながら、プログラミングを通して楽しく社会課題を学び、海を守るために何ができるか、考えてもらう機会ができました。
参加した子ども・教員からの声
・正多角形という算数を使いながら、より良い環境につながるための手段を学べてとても楽しかったです。本当にありがとうございました。(女子・12才)
・少し苦手だった算数を使い、算数への気持ちが変わりました。とても楽しく、プログラミングでSDGsを学習できることがおもしろかったです。今回はありがとうございました。(女子・11才)
・プラスチックには、良いところも悪いところもあり、良いところを尊重して、悪いところを改善すればよいなと思いました。(女子・11才)
・40分×2の短時間で沢山の内容を盛り込んで頂いたので、得意な一部の児童しか同じペースで進められなかった印象です。しかし、スタッフの皆様が個別にサポートして下さったので、全員が楽しめたと思います。(担当教員)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:114人