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〜海洋研究者とプロのアーティストから深海の秘密を体験しよう〜「深海のひみつセミナー&こども画伯体験」を開催しました!

一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、大分県別府市ビーコンプラザ国際会議場験にて「深海のひみつセミナー&こども画伯体験」を開催。普段なかなか知ることのできない深海の秘密について海洋研究者からお話を聞き、絵画を創作しました。

2022.08.08

一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、2022年7月18日(月)に普段なかなか知ることのできない深海の秘密について海洋研究者からお話を聞き、絵画を創作する「深海のひみつセミナー&こども画伯体験」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
潜水艦「しんかい6500」による調査の内容
深海で発見された生き物やプラスチックごみの実態について聴講
プロの美術アーティスト指導の元”僕たち・私たちの未来の海”をテーマに絵画を創作
日程
2022年7月18日(月)
開催場所
別府国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)国際会議場
参加人数
50名(親子20組)

深海のひみつセミナー&こども画伯体験

第1部では、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者の方をゲストスピーカーとしてお呼びしました。研究で明らかになった、宇宙よりも到達することが難しいと言われている”深海6000メートル”を超える超深海にまでプラスチックごみが到達していることなど、潜水艦「しんかい6500」による調査の内容や、深海で発見された生き物・プラスチックごみなどについてお話いただきました。「水深1000m以上の光の届かない深海でも、船の音が聞こえる」、「超深海と呼ばれる水深5000m以上の場所でも、プラスチックごみが見つかった」というお話に、とても驚いていた皆さんの様子が印象的でした。

第2部で、行われた「こども画伯体験」では、参加者が思い思いの絵を描き、深海を真っ黒な背景として色付けしていた子どもがいたりと、リアルな深海を一人一人が心に刻んでいました。美術アーティストの手ほどきを受けながら、子どもたちが想像する”僕たち・私たちの未来の海”を創作。

普段なかなか知ることのできない深海の秘密について研究者からお話を聞くことにより、海が実際に直面している問題を知る良い機会となりました。また、”聞く”というインプットの要素だけでなく、”描く”というアウトプットの要素をイベントに取り入れることで、情操教育や海への愛を育むきっかけ作りになりました。参加者の皆さんはこの日が、心豊かな一日になったようでした。
 

“好奇心”が海洋問題を知るきっかけとなり、“豊かな海を未来に”受け継ぐことになる

四方を海で囲まれることにより、長年その恩恵を受け続けてきた日本ですが、海洋ごみ問題や世界的な水産資源の乱獲などの影響で豊かな海を維持することができない状態になりつつあります。一般社団法人Mfiseaでは、“豊かな海を未来に”を理念として活動しています。今イベント、「深海のひみつセミナー&こども画伯体験」は、普段見聞きすることができない深海をテーマにすることで、好奇心を持って参加してもらうことを狙いとし開催しました。超深海と呼ばれる6000mより深い場所でも、プラスチックごみが発見されるなど、私たちの生活が深海に大きな影響を及ぼしているということ、海洋問題を自分ごとにするきっかけ作りになりました。。今回は無料の誰でも参加可能なイベント作りを目指したことから、今まで海洋問題に関心がなかった子どもたちから、新たな意識が生まれる瞬間に立ち会える時間となりました。今後も、”海愛教育(うみあい教育)”の場を設け、一人ひとりが自分事として海を守りたいという気持ちを育みながら、「豊かな海を未来に」に向けて、一歩でも近づけるようイベントを企画・開催していきます。
 

参加した子ども・保護者からの声

参加した子どもからは、「深海にたくさんのごみが落ちていることがわかった」というような声もあり、イベントを通じて環境問題に関心を持つことへ繋がりました。大人からも「講演を聴いた後で、海をイメージして描くという流れがすごくよかったです」、「なかなか聞けないことを映像で見て体験できたことに満足しました」という声があり、子どものみならず、大人にとっても興味関心度の高いイベントになりました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:50人