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小学生の親子がアジの三枚おろし・ブリの西京漬け作りに挑戦『日本さばける塾 in 岩手』を開催しました!

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 岩手」を8月27日(土)に開催し、小学生の親子 7組14名が参加しました。

2022.09.09

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 岩手」を8月27日(土)に開催し、小学生の親子 7組14名が参加しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①講師が、アジとブリをさばく実演。その食材を使った料理2品を調理。
②参加親子が、アジの三枚おろしに挑戦。南部煎餅揚げバーガーとブリの西京漬け作り。
③岩手の海の漁場の豊かさ、ブリの生態・出世魚の名称の多様性、温暖化の影響を講義。
以上を実施
日程
2022年8月27日(土)13:45~16:30
開催場所
いわて県民情報交流センター(アイーナ)6階 調理実習室(岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7-1)
参加人数
小学生と保護者 7組14名
講師
阿部魚店  阿部俊介代表、料理研究家 千葉星子さん
主催
海と⽇本プロジェクト in岩手実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト

小学生が「アジの三枚おろし」に挑戦!

日本の食文化を支える「魚料理」。その基本の一つとなる「三枚おろし」に小学生が挑戦しました。
「三枚おろしを学ぶのに、基本となるのがアジです。」と、説明しながら、手際よく魚をさばくお手本を見せてくれたのが、盛岡市を代表する老舗魚店「阿部魚店」の阿部俊介代表。お手本を基にさっそく子どもたちが「アジの三枚おろし」に挑みました。
初めは不安な表情で恐る恐る魚に手を触れ、包丁を入れていた子どもたちでしたが、だんだん慣れてくると、目も輝き、上手に魚体を切り分けていくようになりました。阿部代表も「上手だねえ!」と感心するほど。三枚におろした後は、そのアジを使って「アジフライ」ならぬ、衣にパン粉ではなくゴマの南部煎餅を砕いたものを使った「アジの南部煎餅揚げ」を作り、ボリュームたっぷりのフィッシュバーガーにしました。

ブリの漁獲量は、北の地域が増えてきている。

アジに続いて取り上げた食材は「ブリ」。もともと、九州はじめ西日本で多く獲れる魚という印象でしたが、ここ数年、北海道や岩手など北部での水揚げ量が多くなっています。
岩手の海は、親潮と黒潮、寒流と暖流がぶつかるところであることから、豊かな漁場となってきましたが、獲れる魚の種類は、地球温暖化の影響で獲れる海域が変わって来ていることが説明されました。
約70センチの岩手で水揚げされたブリ丸ごと1尾を阿部代表がさばいて見せると「大きな魚だけど、さばき方はアジと一緒だ!」と声が上がりました。切り身にされた新鮮なブリは、西京漬けの材料となりました。
「さばいた直後のお魚で作る料理は美味しいですよ!鮮度がいいから。」
作り方を教えてくれた千葉星子さんは「出来上がった西京漬けは、発酵して、これから2~3日後に一番美味しくなりますから、お楽しみに!」と笑顔で説明していました。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

⼩学5年⽣⼥⼦「海から来る魚の大事さがわかりました。」
⼩学6年⽣男⼦「さばくことができてうれしかった。これからも、丸魚を買ってさばいてみたい。」
⼩学5年⽣⼥⼦保護者「今後も、魚や海に興味を持って、命を大切にしていければと思います。」
⼩学4年⽣男⼦保護者「海と食は深いかかわりがあるとあらためて感じた。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:14人