理科の修学旅行 自由研究コンテスト〜 海と日本PROJECT〜
理科の修学旅行 自由研究コンテストは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。理科の修学旅行に参加した子どもたちが、自由研究の成果を発表しました。
2017.09.22
理科の修学旅行 自由研究コンテストは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。理科の修学旅行に参加した子どもたちが、自由研究の成果を発表しました。
理科の修学旅行での自然体験を通じて生まれた疑問を解決すべく、参加者は各々テーマを決めて自由研究を行いました。自由研究の成果を自身の言葉で他の参加者に伝え、互いの学びを深め合うことを目的として自由研究コンテストを開催しました。
日程
2017年8月26日(土)
開催場所
柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)
参加人数
(柏の葉)小中学生21人+保護者・付添人45人
(広島)中学生5人+大人(スタッフ)2人
主催
柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)
自由研究の成果を発表!
理科の修学旅行を通して、各々がテーマを決めて進めてきた自由研究の成果を発表する自由研究コンテストを開催しました。
作品置き場のテーブルには子どもたちの力作が並びました。内容も方法も様々で、同じ題材を扱っていても異なる視点から研究されており、それぞれの個性がキラリと光るものばかりでした。くじで決まった順番通りに、一人ずつ前に出て3分間の発表を行い、それに対してスタッフが採点をしていきました。発表前は少し緊張していそうな子たちが多かったですが、いざ前に立つと、自由研究で工夫した点や発見したことなどを、堂々と会場のみんなに紹介していました。そんな彼らの姿からは、ひと夏での成長を感じられました。
自由研究コンテストの結果は!?
自由研究コンテストは、スタッフ5名で審査を行い、創意工夫がこらされた21件の発表から、難しい審査を経て最優秀賞3件、優秀賞2件、特別賞2件を選びました。
残念ながら受賞には及ばなかったものの中にも、発表を聞いているとワクワクするような、理科の修学旅行を通して育まれた子どもたちの好奇心が伝わってくる研究発表も多く見られました。今後、彼らのさらなる成長が楽しみです。
理科の修学旅行で出会った仲間と、発表交換会
この自由研究コンテストでのもう1つの目玉は、理科の修学旅行で一緒に活動した広島スーパーサイエンスミュージアム修了生とのテレビ電話を使った発表交換会です。スクリーンに懐かしい顔が映ると発表で少し疲れ気味の子どもたちにも笑顔が戻りました。
まずは、自由研究コンテストで最優秀賞・優秀賞・特別賞を受賞した7名がSSM修了生に、次にSSM修了生の5名が柏の葉子どもたちに、それぞれ進めてきた自由研究の成果を互いに発表し合いました。それぞれの発表に対し、両地域の参加者から質問が出て、大いに盛り上がりました。
子どもたちが直接参加するプログラムはこの自由研究コンテストで一通り終わりましたが、これをきっかけに今後も海とそこに潜む科学への興味・関心を持ち続け、さらに探求していってくれればと思います。
参加者の声
【参加者】
・今回とてもいろいろなことが学べたし、とても楽しかったので、次の夏にも理科の修学旅行に参加したいです。
・普通に海に行って遊ぶと、あまりゴミを気にしないけれど、研究しようとすると、ゴミのことに興味を持つようになりました。
・自由研究では結論をまとめるのが難しかったです。
・広島の人達とは、短い間だけど一緒にいられて良かったです。
【保護者】
・一連のプログラムを子どもだけでなく、親も楽しむことができました。
・内気で、あまり自分の考えを言ったりしない子でしたが、「予想してみたんだけどね…」「私はこう思ったんだ…」という言葉が多くなったように思います。
・修学旅行中の話を子どもから聞いて、本当にやりたいことを自分で決めてみたのだと感じました。
・回を追うごとに子供の興味が科学の方に向いていっているように感じました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています