東日本大震災の被災地で犠牲になった方を追悼 宮城県山元町で大学生116名が海岸清掃をおこないました!
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、宮城県山元町にて自治体職員や地元大学生、サーファーの皆さんと一緒に海岸清掃を実施。東日本大震災の被災地で犠牲になった方を追悼するとともに、「Youth for the Blue」をコンセプトに若い世代から海洋ごみ問題を発信しました。
2023.10.19
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、8月26日まで宮城県山元町花釜地区の海岸で海岸清掃を行いました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
海岸清掃
日程
2023年8月26日(土)
開催場所
宮城県山元町
参加人数
大学生116名、役場職員3名、地域住民7名
東日本大震災で犠牲になられた方々を追悼しながら清掃
東日本大震災の発災以降、特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は宮城県山元町で復興支援にかかわってきました。
東日本大震災から12年が経ちましたが、今もなお行方不明者がいます。家も写真も何もかもが流されてしまった方々は、今もなお海岸に何か一つでも手掛かりになるものがないか探しにきていると、普門寺の坂野文俊住職は話していました。
津波がきたこの海岸にはまだ被災された方の遺留品があるかもしれません。震災当時のことに思いを馳せながら清掃しました。
地域の方々や東北学院大学の大学生と交流
今回は山元町役場の職員や地元のサーファー、東北学院大学の学生も参加し、清掃しながら交流することもできました。下見の時よりはごみの量自体は少なかったですが、暑い中ハードな活動となりました。
その中で、ある地域の方は、「家族が行方不明になっている。もう海にのまれて亡くなっていることは頭ではわかっているが、それでも遺体も遺品も見ていないから諦めをつけることができない」と仰っていました。
参加した学生の感想
今回、行政のご協力や地元のサーファーの方とも一緒に活動させていただき、海岸清掃を通して地域の方々との繋がりを作ることもできました。また、山元の海を実際に訪れたことで、震災で津波がきた場所であること、今でも行方不明の方が眠っている海だということを実感し、その思いに寄り添うこともできたと感じます。海岸清掃は海を綺麗にすることだけでなく、人との繋がりを作り、地域の方々に元気や勇気を届けることが出来る活動だと思います。今後もこういった機会を大切にしながら、活動をしていきたいと思います。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:126人