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「ミライの海と身体を育てる」PROJECT ‘’南房総市立富浦小学校 特別授業参観‘’ を開催しました!

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所は岡部株式会社と「ミライの海と身体を育てる」PROJECT特別授業参観を南房総市立富浦小学校で実施。海の環境変化についてお話を聞いたり海藻おしばづくり体験などを通して自分たちにできることを考えました。

2023.10.23

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所は、磯焼け等の社会課題に取り組む岡部株式会社(以下、岡部)と連携し、2023年10月3日(火)に「ミライの海と身体を育てる」PROJECTと題し、特別授業参観を実施しました。

「海藻」をテーマとした本授業の前半では、多種多様な海藻を有する日本に住む私たちとも関わる近年の海の環境変化、「磯焼け」の現状や対策についてのお話を聞いたり、海藻おしばを作る体験などをしました。本授業は、海のために自分たちにできることについて考える貴重な機会となりました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「ミライの海と身体を育てる」PROJECT 南房総市立富浦小学校 特別授業参観
日程
2023年 10月3日(火)9:15~12:00
開催場所
千葉県 南房総市立富浦小学校
参加人数
4年生30名
※参観の保護者18名
運営・協力
南房総市、千葉ジェッツふなばし、株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ

私たちにとってなじみ深い「海藻」について学びました

はじめに海藻についての講義やクイズを行い、そして南房総市のお隣、館山市の海で採集した緑藻のアオサ、紅藻のフシツナギ、岡部の応用藻類学研究所(島根県隠岐郡海士町)で育てた褐藻のカジメとクロメを観察しました。ふだんじっくりと海藻を見ることのない子どもたちにはとても新鮮だったようで、色や形がそれぞれ全く異なる海藻を前に、手で触ったり、においをかいだりと、五感を使って楽しく観察することができました。

海藻の海中での役割や養殖について学びました

続いて、海の中での海藻の役割や近年の変化について岡部の社員の須田さんからお話を聞きました。海藻は魚の住処になったり、他の生き物の産卵の場になったりととても重要な役割を担っていることがわかりました。また近年、海水温の上昇などにより海藻が減ってきてしまっている現状や、その対策として海藻を種苗から育て養殖するお仕事の内容についても詳しく聞くことができました。

海藻でおしばを作り、素敵なしおりが完成しました

海藻についてより親しみを持てるよう、海藻おしば作りを行いました。海藻おしば作りでは、名刺サイズのカードの上に自由に海藻をのせて作品を制作。はさみを使って好きな形にカットしたり、つまようじを使って細かな作業をしたり、海藻とたくさん触れ合いながら個性豊かな作品を作ることができました。保護者、千葉ジェッツの公式マスコットキャラクターのジャンボ君たちも子どもたちの制作を見守りました。子どもたちの作品はその後、乾燥させてラミネートし、カラフルなリボンを付けて素敵なしおりとして完成。思い出に残る素敵なお土産となりました。作品を乾燥中、子どもたちは体育館に移動し、千葉ジェッツアカデミー渡邊都月輝コーチの指導もと、バルシューレ体験をしました。バルシューレは日本語に訳すとボールの学校という意味です。子どもたちは楽しみながらボール遊び教室を行うことができました。
今回は、保護者やマスコットキャラクターたちが見守る中、海藻の海での役割や海藻を巡る海の現状、その対策としての岡部の海洋事業のお話を聞いたり海藻おしばを作ったりする活動を通して、一人一人が海の未来について考えることができました。

参加した子ども・保護者からの声

【※原文のまま掲載】

子ども:
「海藻の種類や海藻がなぜへっているかがわかって楽しかったです。」

「海そうをつけてしおりを作ると、いろんなことが思いうかんで楽しかったです。海そうを守ろうと思いました。」

「海そうのおしばを作るのが少しむずかしかったけどたのしかったです。」

「海そうをふやしたい」

「いそやけの問題について家や自分たちでできることがあるならできるかぎりきょうりょくしたいです。」

「わたしはこのじゅぎょうをしていまかいそうがなくなっているというのはびっくりしました。海のことやかい そうについていろいろしれてとてもたのしかったです。」

「いろいろなでざいんをするのがじゆうでたのしかった。」

「海そうは魚のかくれがだったりいいやくわりをしているんだなと思いました。」

「海そうをさわってきもちよかったです。においはよくなかったけどたのしかったです!」

保護者:
「本日は大変貴重なお話をありがとうございました。子にとって今の年齢、時期にこのようなお話を伺え体験す ることができとても重要な時間、意味があるように感じました。大人の親、私にとっても大変貴重な時間とな りました。」

「日本に海藻が1500もあるなんて、とてもステキで誇らしいです。海を大切に美しくしてゆきたいです。海中林 すっごく美しい!」

「普段から海の近くで生活をしていて、海産物にとてもめぐまれていますが、私達の知らない所で、こういった 海の環境を守る活動をされていることを知りいろいろと勉強になりました。近年は海の環境の変化で今までと れていた魚がとりずらくなるなど生活にも影響が。これからは家族と海についての話し合いをして自分達に出 来る事から少しずつ協力していきたいなと感じました。」

「磯焼けのことが学べてよかった。今後海に行ったら海藻を観察したいと思った」

「海水の温度が高くなると海藻など海の生き物が減少していくのが良く分かりました。食べるだけでなく育てて いかなければならないという事をもっとテレビや子供たちの授業でやっていってほしいです」

「もば、いそやけという言葉を知った。海の近くに住んでいるのに、何も知らないとあらためて気づかされた」

「海藻を増やすための働きかけを初めて知ることができた。あまり手で触れる機会はなかったので、子どもが海 藻や海などに興味を持ってくれてとても嬉しかったです。学んだことを家族に伝えたり食事の中でも学んだ知 識を共有したいと思います。とても楽しい時間をありがとうございました。」

「子どもが興味をもって楽しんで学んでいる姿が印象的でした。海が身近ながら学校で深く学ぶ機会は少ないた め、非常に意味のある時間であったと思います。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:48人