海ノ民話アニメーション「しこぶちさん」の上映会を実施しました
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2月27日(火)滋賀県高島市立朽木東小学校で「しこぶちさん」のアニメを使った筏流しの歴史と地域の昔ながらのなりわいについて学ぶ上映会を実施いたしました。
2024.03.07
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2月27日(火)に、滋賀県高島市立朽木東小学校で「しこぶちさん」のアニメを使った筏流しの歴史と地域の昔ながらのなりわいについて学ぶ上映会を実施いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
日本昔ばなし協会公式サイト https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
公式HP https://uminominwa.jp/
Youtube https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ
Twitter https://twitter.com/uminominwa
上映会の概要
日時 | 2024年2月27日(火)13:45~14:30 |
会場 | 滋賀県高島市立朽木東小学校(滋賀県高島市朽木場1113) |
プログラム | 【対 象】 滋賀県高島市立朽木東小学校 5年生【実施内容】 ①高島市役所教育総務部文化財課の方によるしこぶちさんの歴史と地域の産業についての授業 ②アニメ上映 ③質問・まとめ【講師】 高島市役所教育総務部文化財課 大藤 寛子 様【進行】 びわ湖放送アナウンサー 小西 あゆ香 様 |
安曇川としこぶちさんと筏流しについて勉強
滋賀県高島市立朽木東小学校にて5年生を対象に高島市安曇川流域を舞台にした海ノ民話アニメーション「しこぶちさん」の上映会と特別授業を開催しました。 高島市教育委員会事務局文化財課の大藤様から安曇川としこぶち信仰と筏流しについて勉強しました。しこぶち信仰や筏師について知識がついたところで「しこぶちさん」のアニメをみんなで視聴しました。安曇川の水はびわ湖に注がれ、瀬田川から宇治川や淀川を経て大阪湾へと流れていきます。木材を運搬する川を通じて、林業をなりわいとする山や海との繋がりがわたしたちの山村の暮らしを支えてきたことを学びました。
参加した子どもの声
「しこぶちさんは昔の人にとても重要な存在だということが分かりました。アニメも面白く学べて良かったです。」「しこぶちさんはいかだ師を守ってみんなの安全を見守る神様だと分かりました。」「しこぶちさんは川の悪者を退治してくれる強い神様だと聞き私も大人になったら悪者を退治できる強い人になりたいと思いました。」「しこぶちさんの『しこ』は強いという意味で『ぶち』は川のふちを意味していることがわかりました。アニメでは楽しく学べて良かったです。」
高島市立朽木東小学校 大久保 秀樹 校長からのコメント
「地元の方はしこぶちさんと聞きますと、しこぶちさんねと答えてくださいます。ですが、子どもたちが学ばせていただいたことを詳しく話せる方は、そんなに多くはないのかなと思います。大変分かりやすくまとめていただいているのでこれから地域のさまざまな学習の中で有効に活用させていただきたいと思います。」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています