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「こども未来島」レポート 「しまなび」実行委員会

2015.10.09

7月20日、新聞づくりを通して「無人島で仕事を学ぶ。生き方を学ぶ。」というテーマのもとでワークショップを開催しました。

当日は30度を超す猛暑の中にもかかわらず、三浦学苑高校、三浦臨海高校、逗葉高校、早稲田高校、慶應義塾大学などから16名の参加者がありました。
本イベントは大学生スタッフのサポートのもと、参加者が①学習(取材や写真のコツ)、②フィールドワーク(取材)、③製作(記事の執筆、レイアウト・写真の検討等)の3ステップで新聞制作に挑むというもの。3チームに分かれて行動し、最終的には環境・文化、観光、経済・仕事とそれぞれの切り口で「猿島新聞」を3面作ることができました。

〇Missionを通して、海・猿島・仕事を捉えなおす。

今回の参加者に与えたMissionは「猿島のPR」「海の日を盛り上げる、海に関する情報の発信」の2点。普段はレジャースポットとしてみている海や猿島を、観光者視点ではなく「記者」としての視点で捉えなおすことを狙いとしました。
結果、「潮の流れは猿島の海岸のカタチを変えるんだ」「船長の仕事ってこういうものなんだ」など参加者には、新たな視点での気づきがあったようです。アンケートでも、海について知る機会はあったかという質問に対して、 約90%が「とてもあった」「たびたびあった」と回答。海の不思議、海と猿島の生活とのつながりなどを感じることができたようです。

連絡船で猿島に向かう事からイベントはスタート

連絡船で猿島に向かう事からイベントはスタート

大学生のフォローを受けつつ、記事を書き進める高校生

大学生のフォローを受けつつ、記事を書き進める高校生

〇主体的に「生の声」を聞くことで、好奇心がくすぐられる経験。

アンケートでは参加者全員がイベント満足度について最高評価を選択し、その中の80%以上が「楽しかったこと」として「取材」を挙げてくれました。
取材では各チーム、船長やライフセーバー、島のキッチンやガイドに加え、島の施設を管理するスタッフの方や観光客など、多様な方々に話を聞きました。結果として「もっと猿島の歴史を知りたくなった」などの感想が出てきており「知らないこと」を知れば知るほど「なぜ?」「どうして?」と好奇心がくすぐられる感覚を楽しんでくれたようです。

島の管理をする方へのインタビュー

島の管理をする方へのインタビュー

船長から猿島の船の歴史を聞く様子

船長から猿島の船の歴史を聞く様子

〇横須賀・猿島の資源が結集したからこそ出来た、学びの島・猿島。

今回、タウンニュース横須賀版・安池編集長、横須賀経済新聞・亀崎編集長と地元メディアの編集長を担うお二人にレクチャーやアドバイスなどご協力いただいたほか、猿島を管理している㈱トライアングルの皆様、NPO法人横須賀創造空間など横須賀・猿島に関わる多くの方々が結集した結果、開催に至りました。猿島という自然に恵まれ、歴史もある「場所」と、そこで働く「人」。この2つの地域資源を活かすことができたからこそ、短い時間にもかかわらず参加者は様々な発見をし、広い学びを得ることができたと評価しております。

横須賀経済新聞編集長・亀崎様によるレクチャー

横須賀経済新聞編集長・亀崎様によるレクチャー

時間内で作成された猿島新聞を発表する様子

時間内で作成された猿島新聞を発表する様子

猿島新聞の発表後に撮影した集合写真

猿島新聞の発表後に撮影した集合写真

作成した「猿島新聞」は今後、海の日・猿島の広報のためにインターネット上での配信に加え様々な場所で配布・設置される予定です。「新聞」という媒体を最大限活かし、イベントで完結するのではなく、成果物を活用して今後の展開につなげていきたいと考えております。

参加人数:16人