うみびらき-海と日本プロジェクト‐
2016.08.10
岩手県大船渡市は「海のまち」として、昔から海に慣れ親しみ、水産業を基幹産業として発展してきた。リアス式の豊かで美しい景観を誇る海は遊泳にも適しており、夏には多くのこども達でにぎわっていた。しかしながら今日、東日本大震災を経験し、震災から5年たつ今でも海が危険なものとして認識され、先の長い土木工事なども重なりこども達が地域の良さを知らぬまま地域を離れてしまい、愛着を持てないままに地元を離れていく懸念がある。本事業はこども達に遠ざけられた海との接点を再度取り戻す「うみびらき」を実施することにより、地域資源を見つめなおすきっかけとし郷土への誇りを取り戻すことを目的とする。
日程
2016年7月24日(日)10:30~16:30
開催場所
岩手県大船渡市三陸町越喜来浪板海岸
主催
(一社)大船渡青年会議所
協力
社会福祉法人大船渡市社会福祉協議会
大船渡ライフセービングクラブ
参加人数
200名
【海岸清掃】
越喜来地区浪板海岸の砂浜及び隣接する岸壁を小学生を5班に分け各班に一般社団法人大船渡青年会議所のメンバー5名の引率者を配置し、清掃活動を行いました。
【漁業体験】
5艘用意して、清掃活動時に組んだ班と同じ人員で実際に海に出て養殖しているホタテやホヤの観察及び収穫の実体験を行いました。また寄港後は学習ノートへ観察した内容の絵を自由に書いていただきました。
【バーベキュー】
砂浜にて小学生・保護者の方を交えてBBQを行い、取れたての海の幸などを食べました。
【海水浴】
安全対策ガイドラインを作成し、遊泳区域を決めて一般社団法人大船渡青年会議所のメンバー4名とライフセーバー3名で監視をしながら海水浴を行いました。
【海洋アトラクション】
2人1組となり、シーカヤックの載せて遊戯。また、溺れた時の対処と講習を受けてもらい、海の怖さも学んでもらいました。
その他
参加者の声
・震災後初めて泳いだ
・初めてホタテを見た
・初めて船にのって楽しかった
・暗い話題しかなかったが今回参加できてこども達に色々な経験させることができて良かった(保護者)
メディア掲出
NPO法人 防災・市民メディア推進協議会
IBCラジオ
株式会社 岩手めんこいテレビ
NHK東北
株式会社テレビ岩手
株式会社東海新報社
株式会社岩手日報社
株式会社読売新聞社
株式会社時事通信社
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています