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中高大学生を対象とした水中ロボット競技会(’15 水中ロボットコンベンション in
JAMSTEC)実施レポート

2015.10.09

【概要】
水中ロボットは、水中を観測し、開発するための必需品です。陸上のロボットと同じように高度な自律性が求められます。その上、水圧に耐える耐圧容器と水密性を確保する必要があります。また、重量と浮力の微妙なバランスを保つ必要もあります。このように、高度な知識と技術を必要とする分野ですが、アマチュアでも楽しむことができる分野でもあります。また、コンピュータや機械加工など様々な分野の技術的知識を必要とするため、中高生の技術教育として、優れた素材でもあります。しかし、製作した水中ロボットを動かすための水槽を探すことは簡単でありません。
本イベントは、自作の水中ロボットを持ち寄り、競技とプレゼンテーションを行う場を設けることにより、お互いの交流を深める共に技術的情報を交換し、その技能を高めることを目的としたものです。8月28日(金)から8月30日(日)の3日間、横須賀市の国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)にて開催されました。水中ロボット競技会は、17回目になりますが、今回初めて日本財団からの助成を受けたことにより、九州、沖縄など遠方からの中高生の参加も可能になり、新たな広がりを作ることができました。
詳細はイベントのホームページhttp://underwaterrobonet.org/jamstec/をご覧下さい。

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【ジュニア部門】
ジュニア部門は、8月29日(土)と30日(日)に行われました。初日は、指導員の助言を得ながら、用意された塩ビ管やスラスタ、制御装置を用いてロボットを組み立て、2日目には、完成した水中ロボットを使ってプールで空き缶拾い競争を行い、その操縦の腕前を競いました。

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【フリー部門】
フリー部門には、ひれ走行型ロボットや亀型ロボット、魚型ロボットなど様々な種類の自作したロボットが出展され、そのアイデアを競いました。山手学院高等学校2年生梅村建太郎君が一人で作成したアノマロカリス型ひれ走行ロボットが優勝しました。

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【AUV部門】
AUV 部門(制御用ケーブルを持たない自律式の水中ロボット)では、テレビカメラを利用した自動ケーブルトラッキングやブイタッチ、ランディング、ゲートくぐりなど高度な自律走行機能を競いました。また、床の上のカニにタッチしたチームにはニッスイから特別賞が出されました。有限会社イケハウス製作のハコフグちゃんが初出場で、常連の大学院チームなどを抜き、みごと優勝しました。

参加チーム数:
ジュニア部門9チーム
フリー部門10チーム
AUV部門12チーム

延べ参加人数: 426 名

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参加人数:426人