海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

房総の海の森の物語—海と日本プロジェクト
講演会:海の物語—君も海藻博士—

2016.08.10

日本人は古代から海とかかわりをもち、ノリ、ワカメ、テングサ、コンブなどの海藻を食材、神饌、薬、工業原材料として利用してきました。地球型生物である海藻は、約35 億年の進化を経て地球を支える生命(いのち)として人と共に生きています。海藻が多産する千葉県は、海苔(のり)の生産地としても江戸時代から栄え、日本人の食の文化を支えてきた海藻の魅力を伝える拠点となっています。

日程
7月18日(月):講演会
7月17日(日)—18日(月):房総半島に生育分布する海藻の生態写真展示

開催場所
千葉県立中央博物館

主催
国立大学法人北海道大学

共催
千葉県中央博物館

後援
日本海藻協会、日本応用藻類学会、日本藻類学会、千葉県漁業組合連合会、国立大学法人千葉大学

参加人数
講演会110名 写真展示300名

【房総半島に生育分布する海藻の生態写真展示】
18日の講演会に先立ち、会場となる千葉県立中央博物館・講堂前の第一ホールにて、17日より房総半島の固有種をはじめとして特徴ある海藻の生態写真50点を展示。千葉県は東京湾側から太平洋側の九十九里海岸にかけて長い海岸線を持ち、海藻の種類も多く、古くから海藻の利用と研究が盛んな地域です。千葉県立中央博物館でも、太平洋側の勝浦にある分館・海の博物館を中心に研究を続け、海藻の生育状況を示す貴重な画像資料などを数多く所蔵しています。そこで、今回は、オオノアナメ、オゴノリ、ヒジキ、アカモク、ヤツマタモク、ホンダワラなど千葉県の海藻を紹介。来場者の方々に、生育の様子を写真で観てもらいました。

【講演会】
18日の講演会は午後1時よりスタート。第1部(13時〜15時15分)で学術講演2題、第2部(15時30分〜16時30分)で海の曲を中心にコンサートを行いました。
第1部・講演会(13時~)のトップバッターは、東京海洋大学名誉教授の能登谷正浩氏。海洋生物学が専門の能登谷名誉教授は、海藻や海草が生育する藻場の造成や海藻バイオ燃料などの研究で知られています。今回は、「やさしい海苔の生物学」と題して、生物としての海苔の栄養素や海苔栽培の歴史、技術などについて講演していただきました。
次に登壇した富塚朋子氏は、千葉県立中央博物館・共同研究員です。演目は「親子で学ぶ日本人の海藻利用——昔から食べてきた——」。房総半島の人々と海藻のかかわり方、特に神饌として利用されてきたアラメやホンダワラをはじめとする海藻と神様のかかわりについて紹介。
第2部・海風コンサート(15時30分~)では、エレクトーン奏者の仁科愛さんの伴奏で、声楽家の久島美雪さんが『海』や『リトル・マーメイド』など海にまつわる歌の数々を披露。美しい歌声に、30度を越す暑さも忘れるひと時となり、会場は笑顔と拍手であふれました。


その他
告知ポスター
プログラム

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています