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琵琶湖で学ぼう!地球環境の保全
~海と日本プロジェクト~【水草観察会 8/16】

2016.09.28

魚の産卵場として水草は有効な役割を果たしています。しかし、過剰な繁茂は航行の障害となるだけでなく、腐敗して悪臭を放ちます。次世代を担う中学生が水草の種類や生育状況について実際に調べ、身近な環境をどうやって守るかを学習します。

日程
8月16日(火)13:00~16:00

開催場所
滋賀県大津市雄琴 OPAL および 琵琶湖

主催
特定非営利活動法人 びわ湖トラスト

後援
滋賀県教育委員会

協力
琵琶湖OPAL

参加人数
12名

【環境学習講座】
参加者はまず、3人の講師による環境学習の講座を受講しました。

■「地球温暖化と琵琶湖」立命館大学 熊谷道夫先生        
南極でも活躍される女性の研究者が、北極で調査されている映像を見せていただきました。今回の中学生の参加者は女性が多かったので、皆さん刺激になったのではないでしょうか。北極の氷は、驚くほどはっきりと、減少していることがわかりました。

■「水温制御による水草繁茂の抑制実験」株式会社信州 植本佳樹先生           
水草繁茂を抑制するために、化学薬品を使ったり、水草を食べるような生物を放流する、という例があげられ、もしそれをしたらどんなリスクがあるのか、ということも教えていただきました。琵琶湖に住む生物だけではなく、周りに住む人間にとっても安全で、持続可能な水草との付き合い方を、探していかなくてはならないことを学びました。

■「水草のたくみな生き方」滋賀県いきものふれあい室 青木繁先生
水草は水の中でどんな風に生きているのか、丁寧に教えていただきました。水が豊富にある場所に住み、陸に住む植物のように自分の力で立たなくても、湖底に根を張れば、水中で真っすぐ立つことができます。自分にとって住みやすい環境を求めてたくましく生きる水草の姿を知ることができました。

【琵琶湖でカヌー体験と水草採取】
大津市雄琴にある琵琶湖OPAL(オーパル)のスタッフの方々に、カヌーの指導を受けました。

カヌーに乗りながら、琵琶湖にもともと生息している在来種の水草 クロモやササバモ、外国から来た外来種の水草 コカナダモやオオバナミズキンバイ、多様な水草が見つかりました。琵琶湖に手を入れ、水草をつかみ、手で引っ張ると簡単に千切れます。採ると繁殖する恐れがあるオオバナミズキンバイを除く、たくさんの水草を皆で採取しました。

【水草の観察】
採取した水草をバットに広げて観察します。クロモの茎の周りには、何枚葉がついているのか、皆で数えてみました。すると、5枚、8枚、9枚・・・と、違いがみられ、皆でびっくり。葉の数が正確に決まっているわけではないのですね。オオカナダモは4枚、コカナダモは3枚、と、茎を囲む葉の数が必ず決まっている種類もあります。

「ホザキノクサモはふさふさしているね」、「セキショウモとネジレモはよく似ているな・・・」、「ホソバミズヒキモは細長く、センニンモは仙人のヒゲみたい」、ササバモ、オオササエビモ、ヒシなど、個性豊かな水草を皆熱心に観察しました。

その他
参加者の声
・琵琶湖に色んな水草があることにびっくりした。
・琵琶湖について知れてよかった。とても楽しかったです。
・たくさん勉強になったのでまた来たい。水草の種類の多さが一番の発見でした。
・水草の標本づくりや自由研究をしてみたいです。
・ヒルムシロの仲間の水草の比べ方が分かった。
・いつも混合していた水草の違いを教えてもらえた。
・カヌーに乗って水草を見に行くのが楽しかった。
・同じ水草の種類でも葉の枚数が何枚~何枚と違っていて興味深かった。

配布資料
募集チラシ

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています