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琵琶湖で学ぼう!地球環境の保全
~海と日本プロジェクト~【水草観察会 8/17】

2016.09.28

魚の産卵場として水草は有効な役割を果たしています。しかし、過剰な繁茂は航行の障害となるだけでなく、腐敗して悪臭を放ちます。次世代を担う中学生が水草の種類や生育状況について実際に調べ、身近な環境をどうやって守るかを学習します。

日程
8月17日(水)13:00~16:00

開催場所
滋賀県大津市雄琴 OPAL および 琵琶湖

主催
特定非営利活動法人 びわ湖トラスト

後援
滋賀県教育委員会

協力
琵琶湖OPAL

参加人数
47名

【環境学習講座】
滋賀県大津市雄琴にあるOPAL(オーパル)に、京都からたくさんの中学生が集まりました。参加者はまず3人の講師による環境学習の講座を受講しました。

■プランクトンの世界
水中に住む個性豊かなプランクトンについて説明していただきました。

■水温制御による水草繁茂の抑制実験
増えすぎた水草に対する最新の取り組みについてお話していただき、データを見ながら今後の実験についてのお話を伺いました。

■水草のたくみな生き方
水草とは何か?陸の植物と何が違うか?生態について教えていただきました。

【琵琶湖でカヌー体験と水草採取】
琵琶湖OPAL(オーパル)のスタッフの方々から、カヌーの乗り方について丁寧な指導を受けました。2人乗りや3人乗り、カラフルなカヌーに皆で乗り込み、琵琶湖へ出発です。初めてカヌーに乗る参加者もたくさん。ドキドキワクワクしながら琵琶湖へ。カヌーに乗りながら、青木先生に採ってはいけない外来種の水草 オオバナミズキンバイの説明を受けました。多種多様な水草を採取しながら更にカヌーを漕ぎ、水草繁茂の抑制実験をしている場所を見学しました。「ここだけ水が冷たい!」と、琵琶湖に手を入れて、温度の違いを確かめていました。

【水草の観察】
滋賀県では小学生でもわかると言われているクイズ「琵琶湖の面積は滋賀県の何分の1でしょう?」という問題に、「2分の1」「3分の1」「4分の1」・・・と苦戦する皆さん。正解は、約6分の1でした。「実は、滋賀県の約半分は山なんですよ。」という青木先生。琵琶湖を取り囲む山地からの流れが、琵琶湖の源流になっています。山々あっての琵琶湖なのです。

水草の中には、多く採れるものとそうでないものがあり、年々増えている水草もあれば、少なくなったものもあることを先生が説明しました。世界中でも琵琶湖にしかない固有種とよばれる生物が約60種類もあると聞いて、参加者はとても驚いた様子でした。

先生による説明の後は、皆で採取した水草の特徴を見分け、分類していきます。同じように見える水草にも細かな違いがあり、似たような種をかけあわせてできた水草が存在するというお話に、とても興味を持ったようでした。増えすぎた水草を管理するために、これから自分達に何ができるのか、水草にはどんな可能性があるのか、それぞれ思いを巡らした充実の観察会でした。

その他
参加者の声
・琵琶湖にしかない水草があることが発見だった。初めてカヌーに乗って水草をとったり、その水草を見分けたりすることが面白かった。次は自分で特徴を見つけて分類してみたい。プランクトンも観察したい。
・水草はいいこともあれば、環境汚染につながる重大なこともあり、どちらともいえない存在だと思いました。貴重な体験ができてよかったです。
・水草を通して日本の琵琶湖の歴史について学べるため、また参加したい。
・ルーペなどを使って水草を調べていきたい。地図を通して場所ごとにどんな水草が多いか見てみたい。
・カヌーで場所を移動すると違う水草が見つかることが面白かった。色々なカヌーに乗ってみたい。
・これまで見たことがなかった湖底に生えている完全な状態のセンニンモを見ることが出来うれしかった。
・カヌーに乗ると水中の水草を見ることができよかった。
・カヌーで色々な所へ行きたい。もっと色々な水草を見つけ琵琶湖や自然環境について学びたい。
・今日を通して、琵琶湖の環境は水温やプランクトンにより変化し、アオコなどが起きているということを知った。
・自分が知らなった水草を知ったり、質問出来てよかった。もっともっとたくさん知りたい。
・細かいところに目を付けて水草採取をしたい。琵琶湖の環境についてたくさん知り、自分の意見を出していきたい。
・カヌーも楽しく、水草に興味を持った。固有種についてもっと知りたい。
・水草を減らそうという取り組みがあったことを初めて知った。カヌーに乗って水草を採るのは思っていたより楽しくうれしかった。琵琶湖についてたくさんの知識を得られよかった。
・琵琶湖には貝が多いということも分かった。琵琶湖の事をよく学べたと思う。
・琵琶湖には思ったよりたくさんの固有種がいて、その中には貝が多いこともその理由も詳しく知れました。説明が分かりやすく、参加前より絶対に知識が増えました。

配布資料
募集チラシ

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています