2020 糸島海守隊 〜海と日本PROJECT〜
地元でも周知されていない、海を守るための活動を地域の小学生とともに体験し、魚食に興味を持つきっかけとするためのオリジナルメニューづくりにも挑戦しました。
2021.03.01
糸島漁協・糸島加布里支所にて、地域の小学生(5・6年生)とともに藻場を再生するための取り組みや持続的な漁法などについて学びました。また、オリジナルメニューの試作も行いました。
地元でも周知されていない、海を守るための活動(海に栄養分をもたらす森での植樹活動、稚魚が住むための環境づくりとして藻場を再生するための取り組み、水産資源を守るために続けられている持続的な漁法等)を地域の小学生(5・6年生)と共に学びながら体験し、子供たちが魚食に興味を持つきっかけとなるようなオリジナル「海鮮パン(仮)」のメニューを試作します。地元の海の魅力を知り、守る人材作りがねらいです。
日程
2020年10月25日(日)、11月1日(日)
開催場所
糸島漁協・糸島加布里支所
参加人数
21人
主催
海と日本プロジェクトふくおか実行委員会
共催
いとしのいとしま
協力
JF糸島・福岡県水産海洋技術センター
糸島の漁師の活動を座学で学び、体験で知る
1日目午前の部では、地元の現役漁師さんや糸島漁協、福岡県水産海洋技術センターの方による講義がありました。糸島の海の特徴を知り、糸島の海を守るために、漁師さんがおこなっている活動などを学習しました。子供たちは深くうなずいたり、メモをとったり、積極的な姿が見られました。
午後の部では、実際に漁師さんが行っている活動を体験。
まずは、研磨機を使って、牡蠣磨きをしました。カキに付いた汚れやごみを皆、懸命に取り除いていました。その後、カキ昼食をいただきました。
さらに、ハマグリの選別作業も。日本でも希少な天然ハマグリがとれる糸島。
そのハマグリを守るために殻長50ミリ未満のハマグリは獲っても再放流します。
子どもたちは、木製の専用モノサシを使って、大きさをはかり、特大・大・中・小と丁寧に選別作業をしました。
魚を自分たちでさばき、オリジナルパンも試作
2日目午前は、実際にサゴシを自分たちの手でさばきました。
1人3尾おろすという課題。最初は戸惑っていた子もたくさんいましたが、三枚おろしの基本「腹背背腹」を思い出し、先生に質問し、自分でさばけるようになっていました。
午後は、糸島市が漁獲量日本一を誇る鯛を使ったオリジナルパンの制作です。
おいしくできたパンは、実際に販売もされるということで、こどもたちの表情も真剣そのもの。トマト・レタス・玉ねぎ・卵、味噌・醤油・マスタードなどから、味・見た目・インパクトなどの視点から自分だけの組み合わせを作り、世界に一つだけのおオリジナルパンを作りました!
糸島の海を再現したタッチングプールで海を体感!
最後は、糸島の海を再現したタッチングプール。
帰宅後、今回の体験(魚さばき)で学んだことを生かせるように、漁師さんの粋な計らいで、「さばきたい!」と思うお魚をお持ち帰りできることに!子供たちは、目を輝かせながら、お気に入りのお魚を選んでいました!
参加者の声
・カキやハマグリが作業であることにおどろいた。
・糸島の海を守るために漁師さんがたくさん努力をしてることを知った。
・海ごみを拾って糸島の海を守っていきたいとおもった。
・おみやげでもらった魚を使って家でも魚をさばいてみたい。
・学んだり体験したり、有意義な時間だった。
・また参加したい。
メディア掲出
・ラジオRKB毎日放送:チャギハ
・糸島新聞
取材ノート
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:21人