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2020 日本遺産の誇りで繋ぐ海洋教育連携事業 in 兵庫 〜海と日本PROJECT〜

たつの市の室津漁港で、小学生が室津の歴史と北前船について学ぶイベントを実施。豊かな海についてじっくり考えてもらいました。

2021.03.04

たつの市の室津漁港で、小学生が室津の歴史と北前船について学ぶイベントを実施しました。クイズラリーや牡蠣いかだ見学、セリ場見学などで、楽しみながら学びました。また、オリジナル海鮮丼づくりに挑戦し、ふるさと納税商品開発会議も行いました。

日本遺産「北前船寄港地」という共通の宝を持った全国16市町の小学生が、北前船について学び、それを通して海と地元の人たちとの関わりを学ぶワークショップを兵庫県たつの市室津で行います。地元の海を身近に感じてもらい、地元の海を大事にしていこうという心を醸成することがねらいです。学習の成果として、室津の海や北前船にまつわる「ふるさと納税商品」を小学生に考えてもらいます。また学んだ内容も成果発表してもらい、16市町の成果レポートを使った振り返り授業も後日行います。

日程
2020年9月5日(土)、12日(土)、11月8日(日)

開催場所
室津漁港

参加人数
21人

主催
一般社団法人北前船交流拡大機構

共催
海と日本プロジェクトinひょうご実行委員会、室津を活かす会、たつの市教育委員会

協力
たつの市立龍野歴史文化資料館、室津漁業協同組合、株式会社住榮丸、津田宇水産株式会社

座学と体験授業で、室津の海と漁業について学ぶ

開催日時:9月5日(土)9:00~15:00
開催場所:たつの市室津漁港
講師:室津を活かす会会長 大西正清、室津漁業協同組合代表理事 中川照央、株式会社住榮丸 代表取締役 津田正信

◆イベント内容
・授業①「室津と北前船」
室津を活かす会会長大西氏による室津の歴史と北前船についての講義。
小学生にとっては難しい内容でしたが、随所に図解パネルを使い、また講義に沿ったノートも用意し、伝わりやすい工夫をしました。子どもたちも真剣に耳を傾け、地元の港には誇れる歴史があることが伝わった様子でした。

・体験①「室津日本遺産探検ラリー」
北前船構成文化財5か所を巡るクイズラリー。子どもたちはそれぞれの場所で出されるクイズに答えるとノートにスタンプを押してもらえます。実際に町を歩き、実物を見ることで、より北前船の歴史やスケールが実感でき、楽しみながら学べている様子でした。

・授業②「室津の漁業について」
室津漁協代表理事の中川氏に、室津の漁業の現状について話していただきました。牡蠣の養殖は全国に誇れる規模であること、最近は新しいブランド魚として「播州サーモン」の養殖に力を入れていること、養殖漁業が成り立つ地元の海は「豊かな海」であることを学ぶとともに、豊かな海を守る漁業従事者の不足といった問題を抱えていることも学びました。

・体験②「牡蠣いかだ見学」
住榮丸さんに船を出していただき、牡蠣の養殖棚を見学をしました。牡蠣いかだの見学はもちろん、船に乗ること自体が初めての子どもも多く、興奮した様子でした。
牡蠣がどのように養殖されているか、質の良い牡蠣を育てるために漁師の方々はどのような努力をされているか、船長の津田さんにご説明いただきました。

・学習まとめと成果発表
一日を通して書いてもらっていた「室津探検ノート」を基に、班ごとにまとめシートを記入してもらい、発表してもらいました。発表からは北前船についての理解はもちろん、地元の海についても理解し、「守っていくために何をすべきか」という問題意識も芽生えていました。

セリ場見学&オリジナル海鮮丼づくり、ふるさと納税商品開発会議

開催日時:9月12日(土)9:00~15:00
開催場所:たつの市室津漁港
講師:室津を活かす会会長 大西正清、室津漁業協同組合代表理事 中川照央、株式会社津田宇水産 津田礼子

◆イベント内容
・体験③「セリ場見学&室津オリジナル海鮮丼づくり」
室津で獲れる海の幸を知る体験授業。まずセリ場を見学し、室津でこの時期獲れる海の幸を知り、流通経路も学びました。そのあと室津のブランド魚として養殖されている「播州サーモン」をさばき、サーモン丼をつくり、同じく室津名物の牡蠣を蒸し牡蠣にする調理実習。直接ふれることで、地元の海の幸をより身近に感じてもらい、地元の海を誇りに思ってもらうのがねらいです。子どもたちもセリ場見学では、水揚げされたたくさんの魚を熱心に見学し、調理実習ではサーモンの骨抜きや包丁の扱いに悪戦苦闘しながらも、おいしい地元の海の幸に大変満足した様子でした。

・ふるさと納税商品開発会議
2日間にわたる「海の学校」の集大成として、地元の海の幸を使ったふるさと納税商品を各班に考えてもらいました。ブレストでは20分で20人が付箋を300枚以上使うほどたくさんのアイデアが生まれ、そこから各班1~3商品に絞ってもらい、イラストにし、前で発表してもらいました。たつの市の方や商品開発に協力いただける津田宇水産の方も子どもたちの発想の豊かさと商品アイデアの質の高さに感心していました。出たアイデアの中から何か一つは商品化にこぎつけたいと思います。

参加者の声
・調理実習でサーモン丼を食べたのが楽しかった。
・魚がたくさん獲れる場所が地元にあると知って驚いた
・色々な考え方があって自分のためにもなったと思います。人の前で発表することが苦手だったので来てよかったです。
・室津ではたくさんの新鮮な魚が獲れるから海を守っていかないといけないと思った。
・魚食離れが進むと海が汚れたり、人が減って町が貧しくなったりすると言っていたので、これからは極力魚をいっぱい食べたいと思いました。

メディア掲出
テレビ
2020年9月23日(水)サンテレビ「4時キャッチ」
2020年9月30日(水)サンテレビ「4時キャッチ」
新聞
2020年9月06日(日)神戸新聞 西播版
2020年9月06日(日)朝日新聞 はりま版
2020年9月13日(日)読売新聞 はりま版

 

室乃津探検帽子

室津体験ノート
 

室津探検ワークシート

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

参加人数:21人