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やまがた海洋塾2020~海と日本プロジェクト~

海を体感し、楽しみ、知る「海洋塾」を開校し、山形県内の小学生が参加しました。漁業実習調査船で航海を体験したA班と、水産加工品や浜の食文化を体験したB班が互いの学びを共有しあい、海洋ごみ問題、水産資源や漁業、港町の歴史についても理解を深めました。

2020.12.01

海を体感し、楽しみ、知る「海洋塾」を2020年も開校し、山形県内の小学生42名が参加しました。航海の体験や水産加工品など浜の食文化を体験しながら、地元の海洋ごみ問題、水産資源や漁業、港町の歴史などの理解を深めていきました。

過疎化により海洋教育を担う学校が統廃合されている中、海を次世代につないでいく子供たちに、海を体感し、楽しみ、知ることを通して考える機会を提供します。「海洋塾」を開校することで航海や海のそなえを体感、地元の食文化、港湾、漁業、ごみ問題について理解を深めてもらい、卒業生には、海に関して自ら考え・周りを巻き込み行動できる主体性を持つようになってほしいと願います。

日程
2020年8月1日(土)、8月2日(日)、8月8日(土)
開催場所
鶴岡市(加茂地区)、酒田市(酒田港周辺)
参加人数
42人
主催
海と日本プロジェクトin山形
協力
協力:山形県立加茂水産高校、山形県水産研究所、山形県港湾事務所、山形県庄内総合支庁水産振興課、鶴岡市農山漁村振興課、鶴岡市立加茂水族館、山形県漁協女性部加茂支部
後援:山形県教育委員会

入塾式・オリエンテーション(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:加茂水産高校 元校長・佐藤 淳)
山形県の海岸が全国で2番目に短いことや、海流により海洋ごみの漂着が多いこと。一方で多様な水産資源があることなど、やまがた海洋塾を進めるうえで必要になる基本的事項を学んだ。また、海洋塾塾生の証として、海と日本プロジェクトin山形特製缶バッヂ付のオレンジ色の帽子を配布。さらに学習の学びを記録するノートを配布し、塾生としての一体感を醸成した。

酒田港の仕事を知ろう(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:山形県庄内総合支庁 漁業監視船 月峯機関長 齋藤勝三様)
酒田港にて、どのような仕事が行われているのか、模型や動画を見て学び、その中で、北前船や港街の歴史を学んだ。また、船の種類等の模型も確認し、港と船の役割について深みをもって学習した。

鳥海丸乗船体験(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:山形県庄内総合支庁 漁業監視船 月峯機関長 齋藤勝三様
山形県庄内総合支庁 漁業実習調査船 鳥海丸 船長 本間様)
漁業実習調査船鳥海丸に実際に乗り込み、船の上から酒田港を学ぶとともに、
次の実習地鶴岡市加茂へと移動。山形県沿岸部の地形等を海からの目線で学んだ。
また長期の船内生活の際に曜日間隔を失わないために毎週金曜日に提供される海のカレーを食べた他、艦橋や無線室等船上生活についても学んだ

海のそなえ(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:県立加茂水産高校 田代教諭)
ライフジャケットを使用し、海を安全に楽しむために必要な知識と機材について学んだ。自分がおぼれた時の対応と共に、海におぼれている人がいた場合にどのように対応するのかを確認する機会となった。
海を楽しむために海の恐ろしさを知り、より一層海への理解を深める時間となった。

加茂水族館スペシャルツアー(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:加茂水産高校 元校長・佐藤 淳)
会場の加茂水族館はクラゲの展示数世界一であるとともに山形県の海洋生物の縮図となっている。山形の調査船等により水揚げされた魚も多い。子供たちは、課題として与えられた問題を解きながら山形の海洋生物の姿と共に船の働きも理解を深め、地元山形の海について学んだ。

海の食の学び(8/1(土)プログラム A班20名)

(講師:加茂水族館 漁匠ダイニング沖海月 須田料理長)
その日地元で水揚げされた体重20Kgのイシナギに触れ、身の重さを体感。さらに魚の解体及びさばき方について学び、庄内浜で水揚げされた魚介類をふんだんに使った料理の制作過程を見学した。
また、ロンドンの調理師学校3500人とオンライン上でリアルタイムに会話し大好きな魚の種類など意見交換した。海と日本プロジェクト概要についても説明し、関心をもってもらった。

入塾式・オリエンテーション(8/2(日)プログラム B班22名)

(講師:加茂水産高校 元校長・佐藤 淳)
山形県の海岸が全国で2番目に短いことや、海流により海洋ごみの漂着が多いこと。一方で多様な水産資源があることなど、やまがた海洋塾を進めるうえで必要になる基本的事項を学んだ。また、海洋塾塾生の証として、海と日本プロジェクトin山形特製缶バッヂ付のオレンジ色の帽子を配布。さらに学習の学びを記録するノートを配布し、塾生としての一体感を醸成した。

山形の海と漁業水産についての学び(8/2(日)プログラム B班22名)

(講師:山形県水産研究所 副所長 高澤様)
山形の海の特徴と共に獲れる魚種と漁業の方法について学んだ。
また実際に岸壁に磯見漁の船を着け、水揚げされた水産物を見てさわり、
海の生き物への理解を深めた。

水産加工品製作体験(8/2(日)プログラム B班22名)

(講師:加茂水産高校 教諭 泉山様)
山形の海で旬を迎えるイカをつかったイカメシづくりを行い、漁業の受け皿となる水産加工について役割を学んだ。また、普段生のイカに触れたことがある参加児童も少ない中、自分の手で加工をすることで海産物への意識がより近いものとなった。

食文化の学び「浜のご飯」を実食!(8/2(日)プログラム B班22名)

(講師:地元自治会の方々)
地元で普段食べられている料理を提供してもらい、浜の食文化を学んだ。
食の面から海に対するアプローチは子供たちの味覚を通して実感としてわきやすく、豊かな海を意識する機会となった。

海の安全・魚の気持ちを体験(8/2(日)プログラム B班22名)

(県立加茂水産高校 教諭 佐藤様 田代様)
ライフジャケットを使用し、海を安全に楽しむために必要な知識と機材について学んだ。自分がおぼれた時の対応と共に、海におぼれている人がいた場合にどのように対応するのかを確認する機会となった。
また、海面に近い位置を疾走するヨットに乗り、魚目線での海岸観察をするとともに、風を使い進む古くから使われてきた帆走について学んだ。

加茂水族館スペシャルツアー(8/2(日)プログラム B班22名)

(講師:加茂水産高校 元校長・佐藤 淳)
会場の加茂水族館はクラゲの展示数世界一であるとともに山形県の海洋生物の縮図となっている。そこで子供たちは、課題として与えられた問題を解きながら山形の海洋生物について理解を深め、地元山形の海について学んだ。

海洋ごみについての学び(8/8(土)プログラム A班B班合同42名)

(講師:NPOパートナーシップオフィス 大谷様)
海洋ごみによる海洋汚染やその種類などについて学んだ後、それを山形の海に落とし込み、どういったゴミがあるのか、そしてそれらがどのような悪影響を及ぼすのかを学んだ。
さらに海岸にて、海洋ごみが散乱する現状を見学し、豊かな海をつなぐために自ら行動を起こさなければならないという意識が醸成された。
整備後のキレイな海岸しか見たことのない子供たちにとって衝撃を受けた時間になったようだった。

フォトフレーム作り(8/8(土)プログラム A班B班合同42名)

(講師:温海コーディネット 富樫様)
海洋ごみや貝殻等、海岸から探し出したものを使いフォトフレームの制作を行った。海洋塾にて撮影した写真を、それぞれが考えた海を表現したフォトフレームに収めた。

学びの共有(8/8(土)プログラム A班B班合同42名)

(講師:温海コーディネット 富樫様)
A班B班それぞれが違うことを学んだ今回の海洋塾では、各班4チームに分かれ、学びごとのキャッチコピーを考え、互いに発表し合う場を設定した。それぞれの学びの内容を共有することで、学びの深度を深める機会となった。

卒業制作の作成(8/8(土)プログラム A班B班合同42名)

(講師:鶴岡市 農山漁村振興課 五十嵐様、アートデザイナー あかるさかおる様)
学びのアウトプットとして、鶴岡市のふるさと納税の返礼品に使う風呂敷のデザインを行うこととした。塾生は初めにふるさと納税について学んだあと、「学びの共有」の時間にてつくったキャッチコピーに沿うような形でイラスト素材を作成。最後は皆で一枚の台紙にイラストを張り付け、学びを表現した。
作られた風呂敷はふるさと納税返礼品と共に全国の納税者のもとに届けられ、
子供たちの学びから、海を見つめなおすきっかけづくりになることを願った。

参加者の声
・自分も船が欲しいと思った。
・今回の体験をたくさんの人に知ってほしい
・この体験を自由研究にしてみんなに知ってもらいたいと思った。
・海洋ごみがこれほどあることを知らなかった。実際に見て驚いた。
・海のことをよく知らなかったが、海を知るきっかっけになった。
・昔用水路にごみを捨てている友達を見たが、それも海洋ごみになるのだと思い、今後は気を付けたい。
配布資料
・海洋塾学習ノート
メディア掲出
新聞:荘内日報 3日間 特集記事として掲載
テレビ:テレビユー山形・ニュース番組NスタやまがたにてOA

<学習ノート>

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

参加人数:42人