与論島のサンゴについて知ろう 26名の子どもがグラスボートに乗ってサンゴ礁を観察しました!
与論島在住の児童を対象に、グラスボートで外洋のサンゴ礁を観察するイベントを開催しました。かつては浅瀬でも多くのサンゴが見られたこと、自分たちの島の外洋にはまだ多くのサンゴ礁があり、守るためには自分たちに何ができるかを考えました。
2021.07.20
特定非営利活動法人海の再生ネットワークよろんは、2021年7月5日、与論島在住の児童を対象として、外洋のサンゴ礁をグラスボートに乗船して観察するイベント【海と日本PROJECT サンゴ礁の海観察会】を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日程
2021年7月5日(月)
開催場所
与論町立茶花小学校/与論島西海域
参加人数
28人(内、こども26人)
協力
プリシアリゾートヨロン
サンゴ事前学習
ふだん目にしている島の海には、たくさんのサンゴが住んでいます。海の透明度や生き物達は、サンゴ礁があるおかげで生息していることを学びました。「サンゴはどのような生き物?」、「サンゴとサンゴ礁は何がちがう?」など、サンゴに関する基礎知識を学びながら、観察会前の学習を行いました。
グラスボートでサンゴ礁の海観察会
サンゴについて事前学習を終えた後、バスで移動し、グラスボートに乗船してサンゴ礁を観察してきました。今回、グラスボートの操船を担当してくださったのは、総合リゾート施設「プリシアリゾートヨロン」の方です。乗船直後の海はまだ浅く、死んでしまったサンゴのガレ場がある状態でしたが、サンゴ礁のリーフの外側に出てすぐ、たくさんのサンゴを見ることが出来ました。過去には浅瀬でも多くのサンゴを見ることが出来ましたが、現在は深場まで行かないと見ることが出来なくなってしまったサンゴ。サンゴ礁を大切に想いながら、普段の生活を送ってもらえたらと思います。
これまで、体験を伴ったサンゴ学習を実施する機会がなかなか持てませんでしたが、今回はグラスボート借り上げをすることで子ども達にとってより広い海の世界を提供することが出来ました。外洋に行く機会が普段の生活でなかなか持てないため、「非日常」を提供しながら、外洋も与論島の海であることを認識させることを意識しました。自分たちが住む島にはまだまだ多くの豊かなサンゴ礁があること、そしてそのサンゴ礁を守っていくために自分たちには何が出来るかを考えるキッカケになれば幸いです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:28人