SGDsはじめる一歩、海へのごみ流出を川でSTOP。東京都江戸川区から墨田区を流れる運河において「東京運河ごみゼロカヌーツーリング~海と日本PROJECT~」を開催しました!
「東京運河ごみゼロカヌーツーリング」を実施し、街から流れ出るごみを川で回収することで効率的に海洋ごみを削減。規模を縮小したものの100艇を超えるカヌーやSUPが江戸川区〜墨田区の運河に浮かび、往復約10kmにわたってカヌーツーリングを楽しみながら清掃活動を行いました。
2022.01.11
公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(以下B&G財団)は2021年11月23日(祝・火)、東京都江戸川区から墨田区にかかる運河において「東京運河ごみゼロカヌーツーリング~海と日本PROJECT~」を開催いたしました。
本事業は海洋プラスチックごみによる海洋環境の汚染、生物・生態系への影響という社会課題を解決するため、カヌーやSUPで河川を清掃し、イベント参加者や地域住民等へ環境保全意識を醸成するとともに海洋ごみの削減に取り組むことを目的としています。
1当日はカヌーやSUP106艇(132名)が出艇し、90ℓごみ袋20袋の河川ごみを回収しました。
なお、このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として取り組んでおります。
カヌーやSUP約100艇による河川清掃
日程
2021年11月23日(祝・火)
開催場所
東京都江戸川区および墨田区
参加人数
132名
協力
江戸川区(後援)、墨田区(後援)、江戸川区カヌー協会、日本スタンドアップ・パドルボード協会、日本障害者カヌー協会、関東ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会、B&G海洋クラブ
100艇を超えるカヌーやSUPが東京の運河に浮かぶ
当日は大島小松川公園に集合。コロナ禍を鑑み2グループ編成での受付・開会式・出艇を行いました。開会式では主催者を代表してB&G財団理事長の菅原悟志より「当初の規模で開催できないことは残念ではあるが、今日はカヌーを楽しみながら清掃活動を行ってもらいたい」と参加者へ挨拶を述べました。
その後、来賓である日本財団専務理事の前田晃様から「このイベントはボートレースの収益金で実施している。海洋ごみの多くは陸や川から来ているので、本日はカヌーで運河をめぐり海洋ごみ削減にご協力いただきたい」と挨拶をいただきました。
開会式の後はグループ毎に出艇。往復約10kmに渡る運河を清掃しながらカヌーツーリングを楽しみました。
ごみ袋60袋、約1800ℓの河川ごみを回収し、海洋ごみの削減へ
海に流れ着くごみの約8割は街中のごみと言われ、投げ捨てなどにより街に捨てられたごみは雨とともに排水溝へと流れ、やがて川をつたい海へと流れつきます。
本イベントで回収した河川ごみも、やがては海へ流れ海洋ごみになります。海は広大であるため一度ごみが流出してしまうと回収は困難ですが、海に流れる前に回収することで効率的に海洋ごみを削減することができます。
2019年度から「環境保全意識を醸成するとともに東京オリンピック・パラリンピックの機運を高める」ことを目的に実施してきた本事業は今回で終了です。
今後は各地に所在するB&G海洋センター・B&G海洋クラブにてカヌーを使った清掃活動を展開していきます。詳細は当財団公式サイトのイベント情報に随時アップしていきますので、是非ご参加ください。
参加した子ども・保護者からの声
・プラスチックごみが多く見受けられた
・普段できない体験だった。また参加したい
・初めてカヌーに乗ったけど、とても気持ち良かった
・周辺住民と挨拶したりできて交流できた
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:132人