人の手がはいらない海で大量の漂着ごみに気づくことから海洋ごみ問題への意識を高めようと、淡路島の育波地域でビーチコーミングとアート制作イベントを開催しました。拾ったごみを観察しアートに変身させることで、新たな視点と意識を育みました。

・人の手がはいらない自然の海辺に漂着する大量の海ごみ、プラスチックごみ、腐敗して汚染につながるゴミに気づくことから、海を楽しみながら、海にごみを出さない、そして日常生活のゴミを減らすという意識を高める。
・「新たな命と出合う」 SDGs(持続可能な社会)を作っていくために、先ず考えなければならないのは「いのちの再確認」であると、私たちは考えます。ごみを拾い、ごみを眺め、その色や形や素材を観察することから始め、それらを集積させたり分類したり仕分けすることで、アートに変身させて新たな視点と意識を育むことを目的とする。

日程
2021年10月10日
開催場所
兵庫県淡路市育波　西の浜
参加人数
13家族46名
主催
IKUHART企画
後援
淡路市、淡路県民局（兵庫県）
協力
育波未来塾、淡路島アートセンター

イベント当日のタイムスケジュール

10/9
14:00 実行委員会　事前準備と最終の打ち合わせ
10/10
8:00 早出スタッフで軽トラに荷物を載せて、会場へ荷物の運搬する。
9:00　スタッフ集合、打ち合わせ　9:30 スタッフ配置に着く、参加者の受付開始
10:00　開会式　あいさつ、ビーチクリーンの説明　当団体代表JUN　TAMBA氏が参加者にアーティストマインドを伝える。参加者の表情に変化。わくわくしている。
10:15 　西の浜に移動して、ビーチクリーン開始。アート素材の採取と作品制作
11:15　漁港荷揚げ場に移動して、家族単位で拾った素材で万華鏡制作。アート作家たちの助言のもと、参加者の皆さんで造形アート作品を制作。
12:00　集合写真、片付け、アンケート調査など　12:15　閉会式、参加者解散
13:00 　スタッフ打ち合わせ、造形アート制作の継続、浜のアート作品の片付け。漂着ごみを淡路市指定の袋に詰めて軽トラでIKUHART工房へ運び込む
15:00　すべての海での作業が終了。IKUHART工房へ用具を運んで終了。
10/11
淡路市の処分場へ燃えるごみ、洲本市の処分場へ燃えないゴミを搬入。燃えるごみ２８０ｋｇ　無料引き取り、燃えないゴミ５０ｋｇ1600円で引き取りでした。

参加者の声

・ごみがアートになる。
・ごみが生き物のようになる。
・初体験のビーチクリーン。
・汚いものが綺麗になるのが不思議だった。
・自分の感性を自由に発揮できる。
・ごみでもアート材料に捉えると非常におもしろかった。昔がらくたを集めて宝物にしていた感覚がよみがえりました。
・公共心を養われる。
・視点が違って楽しい。
・シーグラス等をたくさん集めた。
・子どもさんが喜ぶのが善い。
・大人も子供もわくわくした。
・テトラポットの下にたくさんのごみがあって驚きました。
・どんどん綺麗になる。
・みんなが同じ気持ちを共有するのがよい。
・美しい海と景色を前に楽しめた。
・もっとたくさんの時間で拾いたかった。
・環境の話をもっと入れた方がよかった。
・ごみの分別をしながら拾った方がよかった。
・自分の手で拾った物で自分だけの万華鏡作りはこころも綺麗になった感じ。
・ごみがアート作品に変わる今まで体験してこなかったビーチクリーンでした。
・日常排出しているごみを改めて見直し及ぼす影響を考えるきっかけとなった。
・地域清掃は何十年ぶりです。育波にビーチがあることは初めて知りました。
・見方が変われば思いが変わるところ。
・大人も子供も夢中になれました。
・外で活動できるところ、開放的で気持ち良い。
・海がきれいになってうれしい。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：46人