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海ごみゼロチャレンジin高松漁港 漁港の散乱ごみ大掃除と実態調査を実施しました!

瀬戸内オーシャンズX推進協議会は、市民や漁業協同組合関係者と高松漁港の散乱ごみの清掃と実態調査を行う「海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を開催しました。

2022.03.31

瀬戸内オーシャンズX推進協議会は、市民や漁業協同組合関係者約120名と高松漁港の散乱ごみの清掃と実態調査を行う「海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を3月19日に開催いたしました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

開催概要
瀬戸内オーシャンズX推進協議会の香川県における地域モデル事業として、瀬戸内海の海洋ごみゼロを目指したキックオフイベント「海ごみゼロチャレンジin高松漁港」を開催しました。漁港に散乱するごみの清掃活動を行うとともに、回収したごみの量や種類を調査し、特性や傾向等を把握するためのデータを収集。ここで得た成果を、今後の効果的な海洋ごみ対策につながるデータとして活用していきます。
日程
2022年3月19日(土)9:30~12:00
開催場所
香川県高松市 高松漁港周辺
参加人数
約120名

生活に身近な漁港エリアだからこそ?散乱ごみの分布特性

当日は、市場や漁業協同組合の関係者や学生、市民、行政関係者等、地域の幅広い世代の多様なメンバーが集いました。チームを分け高松漁港周辺を清掃し、合計152袋、約245㎏の散乱ごみを回収しました。
内容を見てみるとプラスチック関連のごみが多く、食品包装、発泡スチロール、ペットボトルやマスクに加え、たばこや空き缶などの生活ごみや、釣り道具や不法投棄なども見られました。風により飛ばされたり、海水の流れに乗り流れ着いたりして溜まったごみと、日常の中で故意的に捨てられたようなごみがあり、劣化の度合いも様々です。また、壁際や角地など障害物のある場所の吹き溜まり、車からポイ捨てしやすい環境、人が集まる場所や休憩スペースに集中するごみなど、散乱ごみが発生するシーンも想像できました。今後データを集計し、分析を進めていきます。

瀬戸内海の海洋ごみゼロへ!みんなの熱い思いと力を合わせて

参加した方々は多くの気づきや、感じたことがあったようでした。暮らしに身近な漁港や海にこんなにもごみが散乱していること、普段の生活から出ているごみが海や生物に影響を与えている可能性があることなど、心が痛む気持ちと、自分にはこれから何ができるのかという前向きな気持ちの両方を持たれた方が多かったです。実質的に海洋ごみを減らすことはもちろんですが、海洋ごみという大きな問題が自分の身の回りで起きていることだと実感し、自分も何かしたいという原動力が生まれることが大事だと改めて感じました。生活と密接な関係を持つ瀬戸内海だからこそ、そこに暮らす方々の行動が大きな力になります。これからも地域のみんなで協力し、取り組みを進めていきます。

参加した方からの声

・今回はじめてこのような活動に参加したが、ごみが多くて驚いた。同じような場所にごみが溜まっていることが多かったので、だれか一人が捨てると、続いて多くの人がそこに捨てるのではないかと思う。コロナの影響もありマスクのごみも多く、一人一人の心がけや行動が大事だと感じた。(学生)
・昔からこのあたりに住んでおり、小さいころ近所のおじさんに釣りを教えてもらったときはたくさんの魚が採れ楽しかった思い出がある。大人になった今も、やっぱりこの漁港や海をきれいにし、この先も残していきたいと思い参加した。これからもっと良くなるように活動していきたい。(漁港関係者)
・漁港の横を流れる摺鉢谷川をこの5年ほぼ毎日一人で清掃してきた。自分がやらなければという思いで続けてきたが、今後は少しずつ仲間も増やしながら続けていきたいと考えている。(近隣住民)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:120人