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山口県初開催 水中ドローンで知る「私たちの海 in 山口」下関市「唐戸桟橋」で「水中ドローン体験会」を開催しました!

一般社団法人日本水中ドローン協会は、山口県内の小学生・中学生を対象に水中ドローンを使用して自分たちの海を知ってもらうイベント、水中ドローンで知る「私たちの海 in 山口」を開催しました。海の豊かさを知ってもらうことを目的としています。

2022.10.07

一般社団法人日本水中ドローン協会(運営 : 株式会社イシン・水中ドローンスクール下関校)は、2022年7月30日(土)に海の豊かさを知っていただく事を目的として、山口県内の小学生・中学生を対象に水中ドローンを使用して自分たちの海を知っていただくイベント、水中ドローンで知る「私たちの海 in 山口」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

水中ドローンで知る「私たちの海 in 山口」
日程
2022年年7月30日(土)13:00〜16:00
開催場所
唐戸桟橋
参加人数
小中学生 13人
協力団体
水中ドローンスクール 下関校(株式会社イシン)

主催者レポート

当日は、オリエンテーション・水中ドローン操縦体験・パネルディスカッションを通じ、自分たちの海を知ってもらう!というテーマを掲げイベントを開催しました。
オリエンテーション中は、各テーマごとに映るスライドに対して司会者の方が子ども達に質問を投げかけ、インストラクターが解説を入れるという形で和やかに進行しました。参加者にとって一番の楽しみである水中ドローン操縦体験においては、子どもたちがしっかりと順番をを守り、はじめて操縦する水中ドローンから映し出される映像に夢中になり時間を忘れて操縦に没頭している姿も散見されました。また会場は柵がしっかりと整備されている場所なので、他の子が操縦している最中に水中ドローンの動きを目で追いかけていたり、溢れる好奇心を感じることができました。パネルディスカッションについては、やはり海中のごみが気になったようで「ごみを拾う水中ドローンを作りたい」というごみに関する回答が多かったのも、残念ながら観光地であるゆえの課題にも感じました。
 

開催経緯

唐戸桟橋は関門海峡に面し、関門橋を一望できる下関らしい立地であることに加え、下関市内において、もっとも繁華性のある港です。下関市内においてはランドマークになるロケーションではありますが、地元に住む子どもたちは港の海中を見る機会がないため、地元の海の中を知る貴重な体験になるというのも会場選定の一因でした。また開催場所に近接する下関市水族館「海響館」は、本イベントとの親和性が高く、会場近辺を行きかう観光客からも注目をあつめることで、イベント全体をPRできると思い同会場を選定いたしました。
また、水中ドローンスクール下関校は下関に拠点を構え、水中を含めたドローンの人材育成、販売、撮影業務を行っております。本イベントのような海について触れるイベントを開催しています。会場設営や、機材の手配には地元の事業者に依頼し、分かりやすく楽しめる進行を行うためにご当地アナウンサー「大谷泰彦」さんを起用、更にイベント性を持たせるためにD-WOLFのアンバサダーを務めるアイドルグループ「九州女子翼」に活動協力をいただきました。地元にゆかりある方に協力いただくことで、地域活性の一役にもなれればと思い開催いたしました。

下関市水族館「海響館」の展示を担当する 久志本鉄平氏の講話

下関市水族館「海響館」の展示を担当し、展示個体を自ら潜り収集活動をする久志本鉄平氏に講話をいただきました。まずは、参加者が住む「近郊の海の生態系」について紹介し、「どんなものが見えたか」など子どもたちに問いかける様に話をしていただきました。その中で、本海域に生息している魚類の変遷などについて説明。水族館の真横の海でありながら、水族館研究員たちも今日の様に「海底までは見たことが無い」とおっしゃっていました。講話の中で特に貴重なお話だったのが、前述でも挙げた本海域の魚類の変遷についてです。今回の取り組みを行う目的の一つでもある「海の豊かさを守ろう」でも大きな問題となっている「海水温の上昇に伴う生態系の変化」はここ下関でも問題になっています。こうした海の現状を知る事で、子どもたちが他人事ではなく自分事としてとらえるきっかけとなる、貴重な機会となりました。また、久志本氏は「いままで四国まで採取に行っていた貝が、実は水族館の真横に海に生息していたことが大変ショックだった」と笑いを誘いながらも、「知っているようでも、わからないことばかりの海。今後も研究を進めるかたわらで、まずは全員でできること(海をきれいに、ごみを出さない)」と結んでいました。
 

参加した子ども・保護者からの声

・ごみを回収する水中ドローンを作ればいいと思う
・魚が住みやすい環境を作るために海藻を水中ドローンで植えたらいい
・新種の魚を水中ドローンで見つけてみたい
・海底1万メートルまで潜って深海の様子を見てみたい
・プラスチックごみをなくすためにリサイクルをしっかりする
・きれいな色のイソギンチャクを見つけられた

当日の様子 : https://youtu.be/LkDrLUZlKVI

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:13人