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楽しく学んで行動しよう!プログラミングでSDGs! 鹿児島市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催しました!

一般社団法人イエローピンプロジェクトは、鹿児島県鹿児島市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催。SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、SDGs講演会とプログラミングワークショップを実施しました。

2023.12.15

一般社団法人イエローピンプロジェクトは、2023年11月23日(木・祝)に、鹿児島県鹿児島市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催いたしました。SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、SDGs講演会とプログラミングワークショップ「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」を実施しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「プログラミングで海のSDGs!」
日程
2023年11月23日(木・祝) 10:00~15:30
開催場所
かごしま環境未来館(鹿児島県鹿児島市)
参加人数
29名
協力
リトルスタジオインク株式会社

鹿児島の漁師・川畑友和さんのお話

今回で3度目となる「プログラミングで海のSDGs!」鹿児島市開催では、講演会とプログラミングワークショップを併せて実施しました。講演会の講師には、鹿児島県の山川町漁業協同組合の川畑友和さんをお招きし、漁師の立場から「アマモ」について子どもたちと保護者の皆様にお話をしていただきました。

川畑さんは、“海には海草の「アマモ」という植物が生えています。アマモがたくさん生えている場所を「藻場」とよび、陸上で考える場合「森林」のような役割をはたしています。隠れやすいことから多くの生き物の住処になっていたり、子育てする産卵場、保育場としての役割があります。もし、この藻場がなくなったら…魚たちは天敵から狙われやすくなってしまいます。藻場にいた魚がいなくなれば、それを食べていた魚もいなくなり、やがて魚をとる漁師も困ってしまいます”と、この循環している問題を子ども達に分かりやすく説明してくださいました。

藻場に隠れるヒメイカの貴重な映像や、「藻場」を再生するために苗床を敷いている様子など、川畑さんが実際に撮影した映像も見せていただくことができました。子ども達は、川畑さんのお話を真剣に聞いて、メモをとったり、質問にも元気よく答えていました。

海が温暖化しているという問題にも触れ、漁師である川畑さんは、いままで捕れなかったものがとれたり、逆に捕れてていたものが捕れなくなっているという現実にも直面しているそうです。子ども達には、“魚をもっと身近に感じて、色々な魚を食べてみてほしい”というメッセージを送っていました。

Scratchでアマモを植えて二酸化炭素をキャッチ!

川畑さんからアマモのお話を聞いた後は、プログラミングの時間です。まずはアマモを仮想の海に表示したり、水中ロボットを動かすプログラミングに挑戦し、ブルーカーボンチャレンジのゲームを始める準備をしました。

ゲームを開始すると、画面の上から二酸化炭素のキャラクターが落ちてきて、アマモがキャッチすることでスコアを獲得できます。しかし、3回吸収するとアマモはいなくなってしまうので、海中ロボットでどんどんアマモを植えていかないと、スコアが減っていく仕組みです。

最初に設定されている難易度は子ども達にとっては簡単なので、そこから二酸化炭素キャラクターの数や落下速度などをプログラムで変更していきます。ハイスコアを目指すためにはバランスがとても重要で、参加者の子ども達はお母さんお父さんと相談したり、兄弟で協力したりしながら取り組んでいました。

“ゲームの中で二酸化炭素を増やして、得点をあげるのは面白いと思いますが、現実の世界ではそれでもいいのでしょうか?”という問いかけをすると、子ども達は“それはだめ”“地球によくない”と首を横に振っていました。最後に、海の豊かさを支えるアマモを増やすことについて今一度考えてもらい、子ども達は新たな視点で社会課題解決について学ぶことが出来ました。

参加した子ども・保護者からの声

・SDGsは一人でするんはなくて、みんなでしよう。プログラミングでできることが増える!(小5・女子)
・プログラミングで楽しく学べたし、CO2を吸収する植物がたくさんあるという事も知り、とてもいい時間だと思いました。(小5・男子)
・現在の海が危機的な状況にあることがわかりました。私たちが積極的に動かないと、環境問題は解決できないと今日の講義を通じて痛感しました。(保護者)
・より身近な環境問題として感じることができた。継続して大人も子どもも取り組みについて楽しく勉強出来ればいいなと思いました。今後もただ、聞くだけでなく、ゲームなどを通して参加したいです。(保護者)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:29人