楽しみながら海洋ごみ問題について学ぶ⁉
国民的おもちゃメーカー、タカラトミーとタイアップした 海洋ごみ問題啓発出前授業を県内小学5・6年生を対象に開催!
美らビーチクリーンプロジェクト実行委員会は、子どもたちに海に囲まれた沖縄県の海洋ごみ問題について考えてもらおうと、株式会社タカラトミーとタイアップした出前授業を実施致しました。
2022.04.12
美らビーチクリーンプロジェクト実行委員会は、子どもたちに海に囲まれた沖縄県の海洋ごみ問題について考えてもらおうと、株式会社タカラトミーとタイアップした出前授業を実施致しました。座学だけではなく、「人生ゲーム」の要素を取り入れることで、子どもたちが能動的かつ楽しみながら海洋ごみ問題について学べるような授業を実施しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
「人生ゲーム」を用いた、海洋ごみ問題についての出前授業。
前半:海洋ごみ問題についての講義
後半:海洋ごみ問題解決のために「できること」「してはいけないこと」を人生ゲームに落とし込み、「みんなでつくる人生ゲーム」を完成させる
対象
小学5・6年生
実施校
恩納村立安富祖小学校、沖縄市立比屋根小学校
実施日程
2022年1月26日(水):安富祖小学校
2022年2月15日(火)、18日(金):比屋根小学校
参加人数
146名
連携企業
株式会社タカラトミー、しかたに自然案内
まずは海洋ごみについて学ぶ
1コマ目の冒頭はタカラトミーの担当者から、「人生ゲーム」の説明と今回の授業の目的を説明し、その後、講師の「しかたに自然案内」鹿谷麻夕氏による、海洋ごみ問題についての授業を実施しました。
海洋ごみ発生のメカニズム、それによって影響を受けている海の生き物、日常生活のなかで私たち一人一人にできることなどを講義し、その後、実際に沖縄の浜辺やビーチに漂着したごみを掲示し、子どもたちに実際に見て、触れてもらました。
「人生ゲーム」のマス目のアクションやイベントを考えよう
2コマ目は、「みんなでつくる人生ゲーム」のマス目を実際に考えて、落とし込んでいく講義を実施しました。1コマ目で海洋ごみ問題の実情や、発生のメカニズムについて学んだことを参考にして、「どういったアクションが海洋ごみ問題の解決につながり、逆にどういうアクションが悪化させるのか」をテーマに、生徒たちにマス目に入れ込むアイディアを考えてもらいました。
生徒たち自身が、問題解決に対して、ポジティブなアクションやイベントは”もらうマス”、逆にネガティブなものは”はらうマス”というルールで自由に考えます。「ビーチクリーンに参加した」「エコバックを使う」といった日常で実践できそうなアイディアから、「大谷選手がホームランを打って海にボールが落ちた」や「大統領になり海にごみを捨てるのを禁止した」など子どもらしい柔軟なアイディアまで、幅広いアイディアが沢山出てきました。生徒たちも友人同士で楽しみながら考えており、最後まで楽しそうに考えを巡らせました。
完成した「みんなでつくる人生ゲーム」がこちら!
実際に授業で出てきた生徒たちのアイディアをインプットして完成した「みんなでつくる人生ゲーム」がこちらです。(※多数のアイディアから一部を抜粋して作成)
※海と日本プロジェクトin沖縄県の公式HPでも公開中
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:146人