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【海遊館初の大阪⇔マレーシア間のオンライン授業】ジンベエザメやカワウソの生態、 海洋プラスチック問題・SDGsがテーマの オンライン出前授業を開催しました!

海なぞ実行委員会は国外との初の取り組みとして、マレーシアのジョホール日本人学校(Johor, Malaysia)と海遊館(大阪)をオンラインでつなぐオンライン出前授業を、2021年9月29日開催いたしました。

2021.10.29

海なぞ実行委員会は国外との初の取り組みとして、マレーシアのジョホール日本人学校(Johor, Malaysia)と海遊館(大阪)をオンラインでつなぐオンライン出前授業を、2021年9月29日 日本時間14時から開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

ジョホール日本人学校・海遊館によるオンライン出前授業
日程
2021年9月29日(水)14:00~16:00
開催場所
zoomを使用したオンライン開催
参加人数
ジョホール日本人学校児童(1〜6年生)約40名
協力
海遊館

地球温暖化・海洋ごみ問題がテーマの謎解きを使った事前ワーク

本出前授業は、2021年9月15日から順次公開を行っているオンライン謎解きゲーム「海なぞ水族館2021」に登場する水族館と海なぞ実行委員会が連携し、昨今の情勢下で学びの機会が減少しつつある子どもたちに海洋問題への理解・関心を深めてもらうべく企画されました。
授業の事前学習として「海なぞ水族館2021」に登場する謎解きを活用。海遊館による講話の前に、地球温暖化・海洋ごみ問題への事前知識を遊びながら楽しくインプットしました。
合計3つの謎解きをワークシート化し児童に配布。自宅で宿題として謎を解き、翌日のHRにて担任教員が謎の答えを発表しつつ、関連する海洋問題についての解説を行いました。謎のテーマは、
①ごみの分別と海洋ごみの問題
②マイクロプラスチックに限らない、様々な海洋ごみの実態
③ジンベエザメの生態と海洋プラスチックとの関係性
という構成で基礎的な知識から授業当日の内容へと繋げる導入を意識した内容になっています。

オンラインならではの試みを盛り込んだ海遊館による授業

本実行委員会が「海なぞ水族館2021」内で訴求している様々な問題に理解を深め「自分ごと化」できるイベントとして、より本格的に実施すべく5校程度の募集を行ったところ、予想を超える国内外様々な教育現場の皆様よりご応募・大きな反響をいただきました。慎重に協議を重ねた結果、5校のうちの1校としてジョホール日本人学校(Johor, Malaysia)と海遊館の組み合わせでの出前授業の実施が決定致しました。
授業を担当した海遊館は、コンセプトでもある「すべてのものはつながっている」をベースに、マレーシアにも関わりのある「ジンベエザメ」と「カワウソ」の生態や調査について飼育のようすを交えながら解説しました。1〜6年生全員が自宅から楽しみながら学べるようにクイズや色ぬりなどを取り入れ、オンライン出前授業ならではの試みとして、水槽上からジンベエザメの給餌のライブ中継も行いました。また、マレーシアに生息する3種類のカワウソを身近に感じてもらうため、カワウソの鼻パーツをマスクに貼って、オリジナルのカワウソマスク作りも行いました。事前学習を踏まえ、ジンベエザメと海洋プラスチック問題、マレーシアのカワウソを取り巻く問題、そして熱帯雨林と地球温暖化との関係についても触れ、身近な自然や生き物の大切さ、海や地球環境を守るために一人ひとりの行動が大切であることを伝えました。
授業の後には再び宿題として学んだ内容をレポートにまとめました。このレポートでは、自分たちの生活が海洋環境に与える影響について、授業を受ける前と後とでどのような考え方の変化があったかを可視化するために作成され、授業の内容を通しての段階的な学びについて改めて考えるきっかけとなりました。
また、授業内で取り扱った様々な内容を踏まえて「自分たちに何ができるか」ということを再考することで本出前授業の重要な目的である社会課題の”自分ごと化”を促進することに寄与しました。

協力水族館および参加した児童・学校からの声

出前授業を担当した海遊館より:
・オンライン出前授業を通して、遠く離れたジョホール日本人学校の子どもたちと交流するという貴重な体験をすることができました。ジンベエザメやカワウソという生き物を通して、マレーシアとのつながりを考える機会となり、また海や地球環境の問題や保全を地球規模で考え啓発する大切さも感じました。
・講話や簡単なワークショップを通して、児童たちの身近な環境に対しての見方や考え方が変わるきっかけをつくることができたように感じています。カワウソのことをお伝えする立場でしたが、自宅の周辺で野生のカワウソを見たことがあるなど、飼育担当としてとても興奮するような情報をいただけて大変貴重な機会でした。

ジョホール日本人学校・児童の皆様より:
・ジンベエザメのオスメスの違いをわかりやすく教えてもらったので、いつか海遊館に行って確かめたいと思いました。
・ごみが海の生き物の命にかかわるということを知ったので、ポイ捨てしないようにしたいです。
・私はこれまでジンベエザメはとても大きな体なので、骨はとても硬く太いと思っていましたが、今回の授業でジンベエザメの骨がとても柔らかいことを知り、とてもびっくりしました。カワウソが絶滅危惧種だということや、マレーシアにも住んでいることがわかったので、今度見に行ってみたいと思いました。

ジョホール日本人学校・先生方より:
・ジンベエザメやカワウソの話を通して、マレーシアとのつながりを教えていただきありがとうございました。
・エサやりの中継やカワウソの鼻つけの作業など児童が興味を持てる取り組みも工夫していただきありがとうございました。
・本校が取り組んでいるSDGsの取り組み等にもふれていただきありがとうございました。




 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:40人