12名の親子が「アジ」と「イワシ」をさばいて料理!【日本さばける塾 in 大阪】を開催
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 大阪』を11月28日(日)に開催し6組12名の親子が参加しました。
2021.12.10
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 大阪』を2021年11月28日(日)に開催し、6組12名の親子が参加しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして、①基本のアジ+地域の特色ある魚をさばく②その⼟地ならではの、郷⼟料理や地域の食材を使った料理をつくる③海にまつわる講義を受ける、以上を実施しました。
日程
2021年11月28日(日)10:30~13:00
開催場所
一心寺研修会館(大阪府大阪市天王寺区)
参加人数
6組12名(小学生と保護者)
講師
浪花魚菜の会 笹井良隆
主催
⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会、海と⽇本プロジェクト in大阪実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力
浪花魚菜の会
地域の魚を”さばき”、海や自然の恩恵を感じる
さばける体験では大阪湾でも多く獲れるアジとイワシをさばきました。大阪湾のマイワシは、エサとなるプランクトンが豊富なため、脂がのり、頭が小さく丸々と太って味が良いことから「金太郎イワシ」や「トロイワシ」と呼ばれ、東京の築地市場でも高い評価を得ています。地域の魚のことを学習し実際に三枚おろしや開きに調整。参加した親子は魚を”さばく”という行為を通し、生き物の命に触れることで、地元の海や自然の恩恵を感じました。
これからも多少な生き物が生息する大阪湾であり続けるために
イベントでは海の学びも実施しました。大阪湾は魚庭(なにわ)の海と呼ばれ300種類以上の多様な生き物が生息しています。その理由は明石海峡、紀淡海峡からの強い潮流と淀川、大和川などの河川から流れ込む豊富な栄養分に恵まれた海だからです。子供たちは大阪湾の生物や漁業などについて学びました。また多くの生き物が生息する大阪湾ですが深刻化する環境問題により生き物の命が危機にさらされることも。大阪湾の生態系の変化、また生き物の命を脅かす海洋問題(海洋ごみ問題や赤潮など)とはどのようなものなのかを学び、これから必要なアクションを考えました。
参加児童や保護者の声
小学生「魚をさばけて楽しかったです。大阪湾の魚がめちゃくちゃおいしかった」
小学生「またやってみたい。海をキレイにしないといけないと思った」
保護者「海のゴミのほとんどが陸からのゴミであることを知り、日頃からゴミ拾いなどを心がけたいと感じました。」
保護者「大阪湾=汚いイメージだったので、大阪湾でも沢山魚がとれることに驚きました」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:12人