滋賀県内の全小学5年生が参加する環境教育の原点「学習船うみのこ」びわ湖フローティングスクールに海洋プラスチックごみ問題が加入!学習教材の贈呈式を行いました
一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県は、2月26日(月)に滋賀県立びわ湖フローティングスクールに、海洋プラスチックごみ問題について学ぶことができる教材を寄贈しました。
2024.03.04
一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県は、2月26日(月)に滋賀県立びわ湖フローティングスクールに、海洋プラスチックごみ問題について学ぶことができる教材を寄贈しました。
びわ湖フローティングスクールは、滋賀県内の全ての小学5年生が参加する1泊2日の環境学習で、主に「学習船うみのこ」を会場に行われます。1984年からこれまで62万人の児童が環境問題について学び、滋賀県民の高い環境問題意識に貢献している滋賀県の環境教育の原点です。今回寄贈する海洋プラスチックごみ問題についての学習教材を用いたプログラムは、2024年度以降の航海で、学習の選択肢の一つとして新たに加えられます。
この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
寄贈式の概要
日時 |
2024年2月26日(月)10:00~10:30(受付開始 9:45~) |
会場 |
滋賀県大津市浜大津5丁目1-7 寄贈式:大津港 |
プログラム |
09:45:受付開始 |
寄贈教材 |
・琵琶湖の海洋プラスチックごみ問題 授業用スライド |
滋賀県立びわ湖フローティングスクール 安江利光所長からのコメント
「子どもたちのために多くの教材をいただきましてありがとうございます。琵琶湖そして海を持続可能な形で後世に残そうと考えるとやはり住民一人一人の意識を高めるしかない。そういった意味でいただいた教材を使ってフローティングスクールで学ぶことには大きな意味があると思います。今後精一杯活用させていただきます。」
琵琶湖にも!海洋プラスチックの問題
プラスチックごみは分解されることなく、河川などを伝って琵琶湖に流れ込みます。また琵琶湖からは瀬田川を通じて大阪湾へ流出されていきます。世界の海ではこのように海洋プラスチックごみが増え続け、2050年には海の魚よりも多くなってしまうと言われています。今回寄贈する授業用スライドや教材チラシには、このような海洋プラスチックごみ問題について伝えるとともに、自分たちに何ができるのかを考える契機になるような授業用のスライドと、教材チラシを作成しました。スライドやチラシは、フローティングスクールでの学習の補助教材として、事前や事後の授業などで使用されます。
琵琶湖のマイクロプラスチックを調べよう
寄贈する観察キットには、琵琶湖岸で収集した砂やトレイ、ピンセット、ルーペなどが含まれています。琵琶湖岸の砂に何が含まれているかを知るために、ピンセットを使って選り分け、ルーペで観察します。小石や砂、植物の種など自然物に交じって、砕けて細かくなった発泡スチロールやビニールの袋の破片、田んぼから流れ出た被覆肥料のプラスチック殻など、様々なものが混ざっていることを学ぶことができます。
画像認識を活用した学習アプリ『プラゴンクエスト』
寄贈したプラスチックごみクイズアプリ『プラゴンクエスト』は、琵琶湖から現れたプラスチックごみのモンスター『プラゴン』をやっつけようという設定のゲームアプリです。プラゴンが出題するプラスチックごみクイズの答えを、複数種類のプラスチックの中から選びカメラにかざすと、アプリが画像認識で正解か不正解かを判断します。正解数に応じて点数が表示されるので、楽しみながら海洋プラスチックごみ問題に触れることができます。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています