海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

親子で学ぶ佐賀の海!アジと真海老をさばいて美味しく学ぼう『日本さばける塾 in 佐賀』を開催しました!

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 佐賀」を11月26日(土)に開催し、10組24名の親子が参加しました。

2022.12.06

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 佐賀」を11月26日(土)に開催し、10組24名の親子が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①県立宇宙科学館:中村氏による有明海と月の引力の関係、実験を用いた有明海の特殊な海洋環境についての講義
②西九州大学佐賀調理製菓専門学校講師:古川氏による魚さばき・調理実演
③参加親子が鯵の蒲焼き丼~真海老とひじきの煮つけ添え~&鯵のつみれ汁作りに挑戦、親子で試食
以上を実施
日程
2022年11月26日(土)13:00~16:30
開催場所
西九州大学佐賀調理製菓専門学校(佐賀県佐賀市多布施2丁目7-44)
参加人数
10組24名(県内在住の親子 ※子どもは中学生以下)
講師
学びの講師:中村安弘 氏
調理の講師:古川福見 氏
主催
海と⽇本プロジェクト in 佐賀実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
西九州大学佐賀調理製菓専門学校

干満差日本一の有明海と月の引力の関係。潟泥浄化実験で学ぶ有明海のしくみ!

佐賀県は有明海、玄界灘、伊万里湾と3つの海に面しています。その中でもこの日は、干満差6mで日本一を誇る「有明海」に注目し、地元の海への知識を深めました。講師として、県立宇宙科学館の中村氏を招き、有明海の干満差と月の引力の関係、有明海特産種や速い潮流によって巻き上げられた潟泥とそれを利用する生物との関係を紹介。濁った状態が健全な姿といわれている有明海ですが、近年台風の接近が減ったことで潟泥の攪拌が低下、夏場の貧酸素問題、水温上昇による赤潮といった様々な要因で海洋環境に変化が起こっていることを学びました。講義後のさばける体験で調理した、スーパーでよく見かける有明海の産物”旬の「真海老」”に関しても、環境の変化を受け生息環境が厳しくなってきています。この影響によって、価格が著しく上昇している事も紹介しました。潟泥の働きは実際に「潟泥浄化実験」に子ども達も参加し、楽しく学ぶことが出来、子どもたちは講師の問いかけに答えた際、自ら積極的に質問するなど前向きに学ぶ姿勢が見られました。

基本のアジと有明海産の真海老を美味しく学ぶ!さばける体験

講義のあとは、お待ちかねのさばける体験。和食を専門とする古川福見氏によるアジの三枚おろし、真海老の処理の仕方などの実演後、親子10組が実際に包丁を持ってさばける体験スタート!子どもたちは講師や保護者のサポートを受けながら真剣な表情で取り組みました。参加者が講義の中で学んだ真海老を、口・ひげの処理をして、昆布でとった出汁に入れ煮込み始めると会場にはいい香りが充満。アジの三枚おろしは、親子で苦戦しながらもさばいて蒲焼きに。子どもたちは「先生は簡単そうにやっていたけど、力加減がすごく難しい!」「初めてアジを触った!実際に触ると魚の口の構造や内臓の場所が分かって面白い」「骨が沢山!取るのが大変!」などと話しながら調理していました。甘辛いタレで味付けしたアジの蒲焼きを、別で煮込んでいたひじき・真海老と一緒にほかほかのご飯に盛り付けて「アジの蒲焼き丼~真海老とひじきの煮つけ添え」が完成!アジをすり潰して作った「鯵のつみれ汁」には講師の厚意で有明海産の海苔の佃煮も入り、風味豊かなつみれ汁になりました。実際に自分たちで捌いた魚は格別!海の恵みに感謝し、美味しく味わう事で命をいただくことを学んだ貴重な時間となりました。

参加した子ども・保護者からの声

⼩学5年⽣⼥⼦「初めて魚をさばいてみて、失敗した部分もあったけど成功した事も沢山あってとてもやりがいがあって楽しかった!家でも同じレシピで作ってみたいです。有明海についても知れたので、学校でも活かしていきたいです。」
⼩学1年⽣男⼦「がた泥の実験で水が透明になったことに驚きました」
⼩学4年生⼥⼦保護者「有明海の生き物や潮の満ち引きなど子ども達にも分かりやすく勉強になりました」
⼩学5年⽣男⼦保護者「普段家庭で魚をさばく経験をさせてあげれないのでとてもいい経験になりました。いつも切り身を購入するのですが、今後は一匹丸ごと購入してみようと思います」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:24人