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中学生が大漁旗を描き、それを掲げた漁船が獲ったマグロを食べる!『日本さばける塾 in みやぎ』を開催しました!

一般社団法人 海のごちそう推進機構と一般社団法人 海と日本PROJECT inみやぎは、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in みやぎ」を11月3日(金・祝)に開催し、20名の中学生が参加しました。

2023.11.10

一般社団法人 海のごちそう推進機構と一般社団法人 海と日本PROJECT inみやぎは、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in みやぎ」を11月3日(金・祝)に開催し、20名の中学生が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
1. 新しい解凍技術「スマート解凍」を体験、魚の流通の将来を考える
2. 中学生たちが、明成高校調理部の生徒からアジのさばき方を教えてもらう
3. ブランドマグロ「ひがしもの」をさばいてマグロ丼を作り、保護者や先生と一緒に試食
以上を実施
日程
2023年11月3日(金・祝)
開催場所
塩竃市魚市場(宮城県塩竃市)
参加人数
塩竈第二中学校美術部員20名・保護者11名・先生4名
講師
月本麻美子(朴沢学園企画室)、菊池尚浩(明成高校調理実習講師)
主催
一般社団法人 海と日本PROJECT inみやぎ、一般社団法人 海のごちそう推進機構
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
塩竈市、株式会社スマートハンドレッド

「スマート解凍」を実践、魚の流通の未来について考える

参加者は塩竃第二中学校美術部生徒20名です。中学生たちは6月から「大漁旗プロジェクト」の一環としてブランドマグロ「ひがしもの」の特徴や塩竃との関りなどを学んできました。更に、地元のアーティスト指導の下大漁旗をデザインし、漁師さんに贈呈。今回はその大漁旗を掲げて漁に出た漁船が取ってきた「ひがしもの」をさばき、マグロ丼にして食べることで漁の様子やその苦労などに思いを馳せ、海の恵みをいただくことについて考えます。

まずは、生の食品とほぼ変わらない美味しさで冷凍食品を解凍できる「スマート解凍」の技術を実用化する研究をしている、株式会社スマートハンドレッドの佐藤實東北大学名誉教授による、最新解凍技術の実演を見学。実際に解凍機を使用した冷凍マグロと、自然解凍した冷凍マグロの食べ比べを行いました。中学生たちは「スマート解凍したほうが味が濃くて、醤油を付けなくても美味しい。」と最新技術の素晴らしさに驚いた様子でした。その後「自分がこのスマート解凍機のセールスマンだったら、どこの誰に販売するか。」というテーマでグループに分かれてセッション、「海外の内陸国の、美味しい寿司を食べたい富裕層に」「宇宙ステーションで刺身を食べるため、NASAに」など中学生ならではのユニークな発表が相次ぎました。

高校生がサポート、アジをさばいた後は…いよいよマグロ!

 続いては、明成高校食文化創志科の先生と生徒6名が指導役となり、アジをさばきます。中学生たちは少し年上の高校生たちが素晴らしい手さばきでアジをおろす所を見て、俄然やる気が出た様子。初めておろす魚の感触に戸惑いながらも、真剣に取り組み一人一尾のアジをさばくことができました。

そして、いよいよ自分たちが描いた大漁旗を掲げた船が獲ってきた、塩竈のブランドマグロ「ひがしもの」をマグロ丼にして食べます。市場の職員の方が手際よく68kgもの大きさのマグロを解体。中学生たちからは歓声が上がっていました。そして、柵に切ったマグロを高校生が刺身に整えると、中学生たちは丼によそったごはんの上に思い思いに刺身を乗せ、マグロ丼を作って味わいました。皆、ブランドマグロの美味しさ、また部位によって味がが大きく違う事に驚き、また、ここまでの5か月間プロジェクトを見守った、保護者の方や先生も一緒にマグロ丼を食べながら中学生たちの成長を喜び合いました。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

中学3年⽣⼥⼦
「いつも食事で出てくる魚が、私たちの知らないところで漁師さん、市場の方の大変な努力があってお店に並ぶ、ということに気づかされた。これからは魚をもっと大切に食べようと思う。」
中学2年⽣男⼦
「地元塩竃のマグロがどんなに誇れるものなのかを知ることが出来た。そんな素晴らしいマグロ漁に、大漁旗製作という形で関わることが出来たことはとても大きな経験だった。」
中学2年生女子保護者
「命あるものを大切にいただく、美味しくいただき残さずことが環境にも大事だし、食を通じて色々と学びました。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:35人