100年後の下関の海に想いを繋ごう! 【FUKUレボキックオフ2023】を開催しました!
一般社団法人Minatodeフォーラムは、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として行う活動の2023年度のキックオフイベントを7月12日に開催しました。
2023.08.03
一般社団法人Minatodeフォーラムは、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として行う活動の2023年度のキックオフイベントを7月12日に開催しました。
一般社団法人Minatodeフォーラムは、2022年度より下関を代表する魚・フグ(フク)を題材に、下関の海で起こっている変化と現状を「知る」「触れる」「食べる」という感性を刺激しながら、今の海を感じて考え、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として活動してまいりました。2023年度もこの活動をスタートするにあたり、7月12日(水)に、「FUKUレボキックオフ2023」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
下関を代表する魚・フグ(フク)を題材に、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として行う活動の2023年度のキックオフイベント
日程
2023年7月12日(水)
開催場所
下関市生涯学習プラザ・ドリームシップ「宙のホール」
参加人数
42名
イベント動画URL
https://youtu.be/0jruveG6zuY
前田市長が「海感VR360°」を体験!「FUKUレボ演習」対談で「大学×学生×幼児教育」の連携への期待と展望を議論
イベント冒頭では、下関市・前田市長が登壇し、周囲をぐるっと海に囲まれた下関市の海を、VRで覗く「海感VR360°」を体験していただきました。前田市長がVRゴーグルで覗いている先には、水族表現家・二木あい氏のナビゲートする様子が。その映像は会場のプロジェクターにも投影され、来場者の皆さんと一緒に見ながら、下関の海が抱えている課題や海と人との共存の可能性などを共有し、理解を深めることができました。
次に、大学との連携してカリキュラムを構築している幼児教育の教育実習「FUKUレボ演習」の対談を行いました。「FUKUレボ演習」は、幼児教育連携として2022年度より始動している、フグを通して下関の海を知り、感じ、食べるを一貫して行う幼児向けの総合学習「下関の海の授業」の内容を取り入れた教育実習で、本年度から始動しています。この対談では、一般社団法人Minatodeフォーラムと公式に提携した下関短期大学の山本正俊教授と、有志でこのプログラムにご参加いただく水産大学校の永江 航氏、ファシリテーターの実行委員長・柳川 舞が、「大学×学生×幼児教育」の連携への期待と展望をディスカッションしました。
下関の海をテーマにしたトークセッションや下関の海の恵みをイメージしたカクテルの試飲を実施!
イベント後半では、天然フグの美味しさと下関ならではの食材としての強みを兼ね備え、食べやすさと親しみやすさを定義する5か条を発表しました。今年の飲食連携では、FUKUフリットを提供する飲食店がこの5箇条にもとづいたメニューづくりや、私たちがオリジナルで開発したフリットの粉を使って各店舗でFUKUフリットをご提供いただく予定です。
また、下関の海の変化や課題、海の未来について、海に向き合う4人のパネラー(下関市・前田市長、水族表現家・二木あい氏、水産大学校名誉教授・酒井 治巳 博士、水産大学・赤嶺 絢萌氏)を迎え、トークセッションを行いました。「海の現状を知る」ということが海の近くに住む私たちにとって、とても重要なことを伝えることができました。
最後に、株式会社卯・金刺一成 氏とエグザス・ザ・バー 浜田将典 氏のご協力により「サバFUKUフリット」の試食と「下関の海のみをイメージしたノンアルコールカクテル」の試飲を行いました。フリットとカクテルには下関の海水から作られた塩と、下関の海で採れたアオサを使い、美しい海の色や香と風味を楽しめました。実際に試食をすることで、この日に知り得た情報や下関の海に対するイメージをさらに自分ごととして捉えていただくきっかけとなったようです。
このキックオフイベントは「食」をメインテーマとして下関の海の課題を自分ごととして捉えてもらうきっかけになっただけでなく、食文化や教育との連携の必要性を伝える場となりました。
参加者からの声
・イベントに参加し今まで知らなかったことをこの機会で知れたのでよかった。
・二木あいさんの”海は地球にいる全ての生き物のものなので、より一層大切にしていかないといけないものだ”というお話が印象に残っている
・海を人の手によって、美しい海に戻せるということを学んだ。
・陸だけではなく海でも知らないうちに様々な現象が起こっているということを改めて学んだ。
・食と海のコラボでの教育は興味深かった。子供達に参加する場をもっと増やせたら良いと思った。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:42人