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学生が地元のフグの文化や海の課題を学び 次世代へ伝えていくことを目指す下関市内の教育機関との連携 「FUKUレボ演習ワークショップ」を開催しました!

一般社団法人Minatodeフォーラムは、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として活動してまいりました。7月15日(土)に、「FUKUレボ演習ワークショップ」と題して、下関短期大学・保育学科(藤澤 正信 学長、山本 正俊 教授、山脇 寛子 准教授)との公式連携、水産大学校の有志でお集まりいただいた大学生を対象にワークショップを開催しました。

2023.08.04

一般社団法人Minatodeフォーラムは、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として活動してまいりました。7月15日(土)に、「FUKUレボ演習ワークショップ」と題して、下関短期大学・保育学科(藤澤 正信 学長、山本 正俊 教授、山脇 寛子 准教授)との公式連携、水産大学校の有志でお集まりいただいた大学生を対象にワークショップを開催しました。

一般社団法人Minatodeフォーラムは、2022年度より下関を代表する魚・フグ(フク)を題材に、下関の海で起こっている変化と現状を「知る」「触れる」「食べる」という感性を刺激しながら、今の海を感じて考え、100年後の下関の海に想いを繋ぐことを目的として活動してまいりました。

2年目となる2023年度は教育機関との連携の強化を目指し、この度、幼児教育過程を有する下関の大学との連携がスタート。保育学科の大学生がフグと共に学ぶ海洋教育学習カリキュラムの開発をするにあたり、プロジェクトの第1回として、7月15日(土)に、「FUKUレボ演習ワークショップ」と題して、下関短期大学・保育学科(藤澤 正信 学長、山本 正俊 教授、山脇 寛子 准教授)との公式連携、水産大学校の有志でお集まりいただいた大学生を対象にワークショップを開催しました。

この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
フグ処理師免許をもつ、専門家によるグのさばき方実習や、観光客で活気あふれる唐戸市場の見学と講話、また買い物をしてお寿司を食べるなどの観光客目線で市場を体感しました。世界中から集めたフグの仲間(フグ目)を常時100種類展示している市立しものせき水族館「海響館」では、フグについて専門家からのレクチャーと見学を通し、下関の学生たちに、の海の変化を次世代に伝え、海と人間の関係性を深めることの大切さを知る学びの場となりました。
日程
2023年7月15日(土)
開催場所
唐戸市場、海響館
参加人数
22名

イベント動画URL https://youtu.be/-I37pVgbE84

生きたフグのさばき方 実演・講習

1949年創業ふぐ専門店・株式会社 道中(https://michinaka.jp/)の道中 哲也 社長を講師に迎え、いけすから出してきたばかりのトラフグなど4種のフグのさばき方の実演を見学しました。目の前で毒のある部位やフグの特性、取り扱いについて解説をしながら、それぞれのフグの表面を触るなどの体感を織り交ぜた講義が行われました。フグは「ふぐ処理師免許」という、各都道府県が定めた専門の資格と知識を持つ者だけが解体できることや、毒を持つフグを食べるということがいかに特別な食文化であることなのかを知るとともに、水産に携わる専門店の視点ならではの下関の海で起きている現状を学びました。なかなか見られない実演と講義に「わぁっ」と声が上がる場面も。質問も数多く飛び交いました。

唐戸市場見学

毎週末に開催される「活きいき馬関街」の全貌を唐戸市場の2階から見学がスタート。「活きいき馬関街」では新鮮で大きなネタが好評のお寿司の即売と、フグをはじめとする海鮮や加工品、お土産物や下関名物品の購入ができます。関門海峡を目の前にした好立地に位置する唐戸市場に、数多く来訪する観光客の行動や需要、下関の食の資源である海産物の重要性、フグの売られ方や扱い方、市場のブランドの認知などを観察しました。9時30分には開店をお知らせするベルが鳴り響き、ますます市場が活気立つ光景が印象的でした。

海響館見学

唐戸市場から徒歩10分。世界中からフグの仲間(フグ目)を集め、常時100種類展示している、世界で一番フグがたくさんいる水族館「海響館」で、実際に目の前で泳いでいるフグの姿を観察しながら、フグの水槽の前では特別に海響館の立川利行館長とスタッフの○○さんに直接レクチャーをしていただきました。海響館ではフグの生体の展示方法だけでなく、わかりやすい展示パネルや館内のデコレーションに至るまで、参加された学生のみなさんが夏休みの間に仕上げる幼児向けの知育ツールの制作のヒントが詰まっていました。フグという魚の不思議やその姿の愛らしさを含め、生態などの知識を得ることができた貴重な体験となりました。

唐戸市場のお寿司をいただきました

唐戸市場に戻り、「活きいき馬関街」の柳川水産さんのご協力のもと、たくさんの人で賑わう中、お寿司や海鮮のおかずなどを優先的に購入。新鮮な海の幸のたっぷり載ったお寿司を各人が自分の好みでチョイスし、全員でお寿司ランチをいただきました。

唐戸市場が観光市場として賑わってきた背景のお話し会

んにお聞きしました。観光市場への挑戦は、この女将さんから始まりました。周りからは絶対に無理だと言われていたことを、きっと魅力的なコンテンツになると信じ、女将さん会を設立して奮闘してきた経緯は、これから社会の一員になる学生たちの心に響きました。自分がやりたいと信じること、行動に移すことの大切さが自分の人生のキャリアにつながるという講話に、学生の皆さんは目を輝かせて聞き入っていました。

100年後の下関の海を想う絵本の1ページワークショップ

年後の下関の海をイメージし、絵本の1ページを想定して絵に表現しました。この活動は教育連携イベントで必ず最後に行うプログラムとして実施しております。下関の海に願うことを絵や詩などを創作しひとつの作品にします。また保育科の学生たちは、本年度に幼稚園などの幼児教育施設で予定している海洋教育実習で、実際にこの絵本のワークショップを幼児の皆さんにも実施します。まずは自分たちが下関の海洋を取り巻く現状をフグを通して知り、学び、体験し、食べるという総合的な学びから下関の海の課題を自分ごと化することで、フグと共に学ぶ幼児向け海洋教育学習カリキュラム開発を後押しするFUKUレボ演習となりました。

参加者からの声

・海響館の展示で小型のフグの愛らしい泳ぎ方を見学し、飼育員の方から、フグは速く泳げない代わりに、その場回転、後退、ホバリングなどのユニークな動きが出来ることを教えて頂いたのが印象に残りました。
・下関観光のオプションツアーとして、海響館入館料と唐戸市場の食事券のセットを購入し海響館をゆっくり見学出来たらと感じました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:22人