足立区と連携した海洋学習・体験提供プロジェクトこの夏、4学校221名の児童が海を『学び』『楽しむ』プログラムを体験
一般社団法人次世代価値コンソーシアム主催の下、お出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社は、足立区との連携に基づき2022年~企画・開発を行う、公立小学校向けの「海洋学習・体験提供プロジェクト」の取り組みの一環として、2024年7月11日(木)から9月12日(木)の期間で、区内の公立小学校4校221名の児童に、海体験プログラムを提供しました。
2024.09.27
一般社団法人次世代価値コンソーシアム主催の下、お出かけ情報サイト「いこーよ(https://iko-yo.net/ )」を運営するアクトインディ株式会社は、足立区との連携に基づき2022年~企画・開発を行う、公立小学校向けの「海洋学習・体験提供プロジェクト」の取り組みの一環として、2024年7月11日(木)から9月12日(木)の期間で、区内の公立小学校4校221名の児童に、海体験プログラムを提供しました。
プログラムでは、海辺で活動する際に“自分の身を守り人を助ける”ための方法を学ぶことができる『海辺の安全教室』をはじめ、足立区としては初実施となる『SUP』や『シーカヤック』など3つのアクティビティを体験。事前に実施したアンケートでは、参加児童のうち約11%が「海に行ったことがない」と回答し、開会式では緊張した様子も見られましたが、プログラム終盤には笑顔で海に飛び込んだりするなど、各学校子どもたちの変化が大きく見える体験となりました。
なお、本プログラムを含む「海洋学習・体験提供プロジェクト」に関わる一連の取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人がつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として実施しています。
海体験プログラム概要
【実施概要】
日程 :2024年7月11日(木)~9月12日(木)
開催場所:千葉県南房総市 多田良海岸・原岡海岸
参加学校:足立区立中川小学校・寺地小学校・舎人第一小学校・梅島第二小学校の5年生221名
実施内容:海辺の安全教室、SUP、シーカヤック
協力団体:南房総アクティビティズプラットフォーム「MAPs.」
プログラムの様子
現地の事業者と連携し、プロの指導のもと『海辺の安全教室』『SUP』『シーカヤック』の3つのアクティビティを実施しました。参加したそれぞれの学校で、海を正しく理解すれば安全に楽しく遊ぶことが出来る、ということを当日の体験を通して学びました。
【海辺の安全教室】
正しいライフジャケットの着用方法を学んだあとは、実際に海の中に入って、体が浮く感覚を体感。海はプールと違って体が浮きやすいということや波がくると前に進むのが難しい、ということを身をもって学びました。慣れてきたらバディごとにライフジャケットを脱いで「背浮き」の練習を行います。さらに、ペットボトルなど身の回りの浮かぶものを使用した救助方法を実践し、もしもの時に自分や人を助けるための知識や技能を身につけることができました。
【SUP】
ほとんどの児童が初挑戦のSUPは、子どもが8人まで乗ることができる「MEGA SUP」を使用しました。最初は座ってパドルを漕ぎ、広い安全な場所まで行ったらみんなで一斉に海にダイブ!SUPの醍醐味である、高い視点から海を眺め、自然を大満喫しました。コツをつかむまではパドルがぶつかり思った方向に進まず苦戦していましたが、終盤には子どもたち同士で掛け声をかけながらパドルを漕ぎ、チームの結束力が強まる様子が見られました。
【シーカヤック】
2人乗りのシーカヤックは、自分たちでパドルを漕いで進むので、風を切るように速く進んだり、ゆっくり進んで海上からの景色を堪能したり、楽しみ方は自由自在。「桟橋の方まで行ってみよう!」とバディ同士声を掛け合いながら、目的地を目指す姿が多くみられました。水面までの距離の近さも魅力の一つで、足を海につけてリラックスしたり、波がくると大歓声があがるなど自然の魅力を存分に感じられる体験になりました。
海洋学習・体験提供プロジェクト概要
本プロジェクトは、小学校などの教育機関と連携し、子どもたちへ海洋学習・体験機会の提供を行うことで、有意義な海との接点をつくることを目的に始動した取り組みです。
日本は島国であるにも関わらず、子どもたちと海の接点が減少しています。(※日本財団による「海と日本人に関する意識調査」参照)これは保護者の負担の大きさ、教育機関等におけるリスク懸念に伴う海の忌避などの社会事情に起因しており、特に都市部での改善は容易ではありません。
そこで行政・教育機関と連携して、子どもたちへの海洋学習・体験機会の提供を行うことで、海体験への心理的ハードルを下げ、通常授業や自然合宿等に際して「海洋学習・体験」実施が当たり前の選択肢に入ってくる状態を目指すとともに、その経験・ノウハウづくりにも寄与することで、継続的に子どもたちと海とのより良い接点基盤を構築していくことを目標に本プロジェクトを推進しています。
※日本財団による「海と日本人に関する意識調査」: https://uminohi.jp/research/survey16.html
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:221人