‘17 水中ロボットコンベンションin JAMSTEC 〜海と日本PROJECT〜
2017.09.22
‘17 水中ロボットコンベンションin JAMSTECは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。水中ロボットコンテスト、セミナー、工作教室など、今後の海洋開発の中心的技術となるロボットについて学ぶ機会を設けました。
海洋は海上交通、観光、娯楽だけでなく、水産資源、海底地下資源、地球環境安定化など人類社会と大きな関わりを持っています。人類の安定した持続的発展を維持するためには、海洋の本質を理解し、その環境を維持しながら利用していく必要があります。
そのためには、若者に対する海洋に関する教育を発展させ、海洋に対する関心とその本質の理解を深めるとともに、関連する技術力を高めることが重要ですが、その教育環境は十分ではありません。特に、水中ロボットは今後の海洋開発の中心的技術となるが、その基礎を学ぶための環境はまだ整っていません。このような背景の基で、本事業は中学生から一般社会人を対象とした水中ロボット競技会とセミナー、および中学生を対象とした水中ロボット工作教室を開催することで、水中工学と水中ロボット技術の発展に寄与することを目的としています。
日程
2017 年8 月25 日(金) ~27日(日)
開催場所
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部
参加人数
延べ353人
主催
特定非営利活動法人 日本水中ロボネット水中ロボコン in JAMTEC’17実行委員会
中高生を対象としたロボット工作教室
工作教室には、73名の中高生の参加がありました。
大会二日目に小型で簡易な水中ロボットを製作。三日目に製作したロットを使って、プールの底においた空き缶収集などの競争形式ゲームを行い、物作りと競技の楽しさを体験しました。
水中ロボットコンテスト開催!
工作教室には、73名の中高生の参加がありました。
大会二日目に小型で簡易な水中ロボットを製作。三日目に製作したロットを使って、プールの底においた空き缶収集などの競争形式ゲームを行い、物作りと競技の楽しさを体験しました。
水中ロボットコンテスト開催!
ロボットコンテストには、フリー:61名、AUV:68名、ジュニア:73名の参加がありました。
自作したロボットを持ち寄り、プールの底に設けられたラインに沿って走行。ゲートをくぐったり、台上にタッチしたり、ブイにタッチしたりして得点を競う競技を実施しました。有索式のロボットのコンテストだけでなく、コンピュータで自律的に動く自律型のロボットのコンテストも行いました。
水中ロボットセミナー開催
第一線で活躍している講師を招き、最新の水中ロボット技術とその動向を紹介しました。
・進化する海中探査機
月岡 哲 (海洋研究開発機構 海洋工学センター 調査役)
・Team KUROSHIO – 海底調査の世界コンペに挑戦︕
中谷 武志(海洋研究開発機構 海洋⼯学センター)
・みんなの力で活躍する水中ロボットを作ろう
近藤逸人 (東京海洋大学 学術研究院 准教授)
参加者の声
・セミナーは興味深い内容でした。
・クラウドファンディングで行っているTeam KUROSHIOについて、興味を持ちました。
・水中ロボット開発拠点であるJAMSETCの施設見学会が勉強になりました。
・ジュニアの大会の旅費補助は、地方の高校クラブにとって非常に助かります。
メディア掲出
大会の様子をyoutube公開(http://underwaterrobonet.org/jam17/)
・8/2 北日本新聞
・2017/11月号(10/14発売) ロボコンマガジン
・8/27 TVK「tvk NEWS」
・8/28 J-COM「デイリーニュース横須賀・三浦・葉山」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています