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日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 青森 〜海と日本PROJECT〜

全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。

2019.12.25

青森県では、野辺地町の小学生が、地元の金毘羅宮や常夜灯などを見学したり、地域のまつりについてよく知ることで、海との関わりについて学習しました。

青森県野辺地町で毎年8月に行われている「のへじ祇園まつり」では、優雅な祇園囃子にのって絢爛な山車が運行されるほか、中日には豊漁豊作と海の安全を祈願する御神輿の海上渡御がまつりを盛り上げます。このまつりは、北前船により京都・大阪との交流でもたらされた文化のひとつです。町内には、廻船問屋たちが海上安全を祈願して寄進した「金刀比羅宮」があることからも古くから町民と海が深い関わりがあったことが考えられます。ホタテの養殖が盛んとなっている町の歴史を紐解きながら、海との関わりを学ぶのが目的です。

日程
2019年8月21日

開催場所
青森県野辺地町

参加人数
40人(野辺地町立野辺地小学校5年生)

主催
海と日本プロジェクトin青森県実行委員会

協力
野辺地町・野辺地町立野辺地小学校

野辺地八幡宮と金刀比羅宮でフィールドワーク

野辺地町にある野辺地八幡宮と金比羅宮は、地元の人から大切にされている神社です。金刀比羅宮は、野辺地の廻船問屋だった人が海上安全を祈願して野辺地八幡宮の境内に勧請したのが始まりと伝えられています。そのため、金刀比羅宮の境内は海の方向を向いているなど、海との関わりがあることを学んでもらいました。

北前船と常夜燈の関わり、野辺地町の産品を知る

野辺地町には、日本最古級といわれている常夜燈があり、その横には、北前船を復元したとされる「みちのく丸」があります。ここでは、常夜燈が担っていた役割や、当時の人がみちのく丸を使ってどんなものを運んでいたのかを知りました。
また、現在、野辺地町が船などを使って各地へ運んでいる特産の「地巻きホタテ」についても教えてもらい、町の産品が今も船で各地へ運ばれていることや、町の生活には今も北前船の文化が残っていることなどを学んでもらいました。

「のへじ祇園まつり」の起源を考える

野辺地町で毎年8月に行われているのが「のへじ祇園まつり」です。子どもたちは、町の歴史民俗資料館を見学し、講師の説明を聞きながら北前船に関係のある貴重な文化財の数々や、まつりで実際に運行される山車などを見て回りました。
このまつりの歴史を紐解いていくと、その昔、北前船によって京都・大阪との交流が盛んに行われたときにもたらされた文化のひとつであることがわかります。多くの子どもたちにとっても「のへじ祇園まつり」は大事な行事だったようで、実際に囃子を演奏するなど、改めてまつりの歴史にふれていました。

参加者の声
・海をきれいに保つために、ごみのポイ捨てなどを行わないようにします。また、ごみを拾おうと思います。
・北前船が野辺地町にもたらした文化やモノを後輩たちに伝えていきます。
・北前船文化を町の「宝物」「誇り」と思い、町に観光に訪れた人たちにすごいと思ってもらえるよう、きちんと紹介できるようにします。

メディア掲出
10月1日 青森テレビ

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:40人