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日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 鳥取 ~海と日本PROJECT~

全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。

2020.01.06

日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 鳥取 ~海と日本PROJECT~

鳥取県では、鳥取市の小学生が地元に残る北前船に関係する場所を見学したり、紙すき体験などを行ったりして、自分たちの町と海との関わりについて学習しました。

鳥取市ではワークショップを通じて、海や北前船によってもたらされた食文化や歴史を楽しみながら学び、日本経済を支える「港」の役割について再確認してもらいました。北前船が行き交った海に関心を持ってもらうことで子どもたちに海の大切さを再めてとらえ直し、それが鳥取の魅力そのものであると気づいてもらうこと、そして鳥取の海を愛する心を育んでもらうことが目的です。

日程
2019年8月23日(金)9:00~16:00

開催場所
青谷小学校、湊神社、津出路地、山名家、あおや和紙工房

参加人数
33人(鳥取市立青谷小学校5年生)

主催
海と日本プロジェクトinとっとり実行委員会

協力
鳥取市教育委員会

町探検に出発!

イベントのはじめは座学で、地元の海が私たちの暮らしにもたらしたものや、日本遺産に認定された地元の海の恩恵などを学びました。

その後、当時船が行き来していた搬入口(港)を見学。青谷の海を実際に眺めながら、船が入りやすい地形となっていて、船の停泊や物資の搬入に適していたことを学びました。また、見晴らしのいい青谷大橋から青谷一帯を観察し、これから向かう場所を確認しました。

向かった湊神社では奉納された北前船の模型(おふね)を見て、当時の北前船の大きさを体感しました。また、灯篭や狛犬など商人から寄進されたものが今も多く存在していることも知り、北前船の恩恵を感じる場所となりました。
その他、芦崎湊や津出し路地など、北前船と関係のある場所を訪れました。

町探検に出発!

紙すきを体験

因州和紙は地元の名産品です。この因州和紙を北前船で輸出していたという歴史を教わりつつ、実際に因州和紙の紙すき体験を行いました。
因州和紙が当時から全国的に有名で高い評価を得ていたことなど、地元の伝統的な文化を身をもって学ぶ機会となりました。
お魚受け入れ式(9月7日)

一日の学びをまとめる

最後に一日の学びをまとめる時間を設けました。子どもたち一人ひとりが、北前船によって伝わったものが今も受け継がれていること、地元の名産品の因州和紙が当時から有名で高い評価を得ていたこと、普段通っている道が北前船と関係して役立っていたことをしっかり理解していました。

また、海をきれいに保つためにごみを捨てないこと、海が人間だけのものではないことを忘れないことなどを確認しあいました。リサイクル、リユース、リデュースを心がけ、海だけではなく自然にやさしい活動を行っていこうとするなど、子どもたちの決意を目にすることができました。

一日の学びをまとめる

参加者の声
・普段、何気なく通っている道や、家の近くの建物が北前船と関係していたことに驚きました。
・海によってもたらされた恩恵によって、今の生活があると感じました。
・米、木綿、酒など生活に必要なものが北前船によって運ばれてきたのだと知りました。
・湊神社の狛犬の石の素材(来待石や御影石)が北前船によって運ばれてきたことを初めて知りました。
・地元の特産品である、因州和紙が海と関係していることを知りました。
・青谷は船の停泊に適した地形でもあったことを学びました。

配布資料
・研究ノート
・まとめシート

メディア掲出
【テレビ】
8月23日 18:15~19:00 日本海テレビ 「ニュースevery日本海」
【新聞】
8月24日 読売新聞

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:33人