あきた北前船こども調査団〜 海と日本PROJECT〜
2017.07.28
あきた北前船こども調査団は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。北前船来航地である秋田の小学生が関係者から話を聞き、北前船の歴史と、北前船がもたらした文化と伝統を学びます。
北前船来港地である秋田の小学生が地元の北前船関係者から話を聞き、遺構を訪ね、北前船がもたらした歴史、文化と伝統をエリアごとに学ぶことを目的としています。
日程
2017年7月2日(日)9:00~17:30
開催場所
秋田市土崎地区 ポートタワーセリオン
参加人数
小学5年生15人と親15人 合計30人
主催
海と日本プロジェクトin秋田県実行委員会
北前船の歴史を訪ねる課外学習
秋田県土崎地区にて課外学習を講師とガイドと一緒に行いました。
セリオン1階に設置している「秋田風俗絵巻」にて、まず秋田の歴史について学習。臨港警察署前には、北前船の絵馬タイル画を見ながら船絵馬について学習しました。
興安寺に移動し、北前船にゆかりのある地名の名前の書かれた墓石を探しました。その後、金比羅神社へ行き狛犬や笏谷石の歴史や文化などについて学びました。さらに、弁財天、不動明王、石灯篭、豪商についても、お墓やお寺を巡りながら北前船との共通の繋がりについても学習しました。
北前船、秋田の歴史や文化についての講義
秋田県のポートタワーセリオンに場所を移し、北前船について学習しました。
まず初めに、鐙先生(北前船研究家)による北前船全体の歴史や文化などを、ご本人の全国を巡った体験とともに紹介。その中で北海道との関わりや秋田の歴史文化について詳しく説明しました。
続いて佐々田先生(由利本荘教育長)による秋田の歴史や文化、さらに由利本荘地区についての学習を行いました。現在も由利本荘地区に残る遺構をスライドを使いながら学習しました。
学んだ北前船の歴史を新聞に!
午前中から午後にかけて学んだ北前船の歴史を、各グループごとに1枚の壁新聞を作成し、グループごとに発表しました。各グループとも話合いを重ね、1枚1枚工夫した構成となっていました。
さらに、発表についても、ひとりで行うのではなく、役割を分担して印象に残る発表にしていました。3グループの中で審査を行い一番得点の高かった最優秀賞の1グループ(5名)が、8月に行われる北前船の北海道交流会の切符を掴みました。
参加者の声
・全国にたくさんの物や文化が交流していることに驚きました。
・北前船自体今まで知らなかったので、学べて良かったです。
・石や絵馬が面白かったです。
・昼食で食べたおぼろ昆布が北前船で運ばれたことを知りました。
・苗字を探すお墓のところが面白かったです。
・最優秀賞になることができて、北海道に行けることが決まって楽しみです。
メディア掲出
・7/2 秋田テレビAKTみんなのニュース
・7/3 秋田魁新報社朝刊
【北前船とは】
江戸時代に、日本海や北海道の港から、関門海峡から瀬戸内海を通る西廻り航路で現在の兵庫や大阪の港に米や魚などを運んでいた船のことを「北前船(きたまえぶね)」と呼んでいました。航路の途中で各地の港を訪れ、買い付けたり、売ったりして商売をしながら移動していました。
当時は津軽海峡を通って江戸を経由し、大阪方面へ向かう東廻り航路もありましたが、西廻り航路のほうが効率的で、荷物を安く運ぶことができたので、盛んに利用されていました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
そのほかの全国のイベント情報
応募期間8/31(木)まで
アプリからも応募できる動くポスター「うみぽすグランプリ2017」作品募集中!
詳細はこちらから