海から見つめる子どもランドスケープ「ふくおか」展示会~海と日本プロジェクト~
2018.12.05
海から見つめる子どもランドスケープ「ふくおか」展示会は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。自分たちが住んでいる福岡を「海のことが好きになれるまち」として提案していくプロジェクト第三弾の「平戸プロジェクト」は、福岡の子どもたちが壱岐島で一泊二日を過ごし、海と人々の関わり、そして今の人々の変わりのない暮らしを学びました。
最後の企画となるランドスケープ展示会は、それぞれのプロジェクトを振り返りながら、改めて海との関りを考えてみる機会として設けました。子ども達が積極的に模型作りに参加し、福岡の海をより素晴らしいものにしようと、自ら考え、作り、提言することを目的としています。
日程
2018年11月3日(土・祝)、4日(日)の2日間
開催場所
山王ひなた美術教室(福岡市博多区山王1-5-17)
参加人数
2日間で述べ104名(小学生及び幼児、保護者)
主催
山王ひなた美術教室
ランドスケープ展示
教室内中央のテーブル(2360×1976mm)上に「ふくおか」の土台を準備し、各プロジェクト後に作った模型を設置しました。模型のアイデアシートをガーランドのように飾り、配置した模型と数字で紐づけ、鑑賞者が模型の機能やデザインのこだわり、詰め込んだ発想をキャプションとして楽しめるように工夫しました。自分の作った模型をみつけた本人や保護者の方からは歓声があがり、詳しい制作秘話や、ほかのお友だちとの関係性、大きさの比較や海との関りについて、話を深める場面があちらこちらで見受けられました。
写真の展示
同行したカメラマンが撮影した写真を厳選し、プロジェクトの内容を追えるようにセリフ付きで展示をしました。プロジェクトに参加できなかった家族の方も、子どもたちの写っている写真をじっくり見ながら、各々が語る思い出話に熱心に耳を傾けていました。
海中をイメージした壁面づくり
当日のワークショップの一環として、海に住んでいる生き物たちを描写し色付けをするWSも行いました。各プロジェクトで覚えた魚たちに加え、準備していた図鑑のページをめくりながら、モチーフとなる魚たちを決めました。上下二つに分けた画面のメインとなる上部に回遊する魚たちを多く描き、下から子どもがそれらを見つめるという構図に仕上がっています。今回のプロジェクトで学んだ、人間の意識や行動ひとつで海は美しく、生き物たちも元気に泳ぎ回ることができるというテーマを象徴した作品になったと思います。
メディア掲出
【テレビ】
11/18 RKB毎日放送「今日感テレビSunday」 海さんぽ
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています