2019 さばける塾 in 広島 ~海と日本PROJECT~
各地の調理専門学校等の協力のもと、魚のさばき方教室を開催しました。魚をさばくことは命に触れ、海の恩恵に想いを馳せる行為。日本古来の技法で魚を“さばける”ことへの憧れや喜びを掘り起こし、多くの“さばける男子・さばける女子”の育成に努めました。
2020.02.12
広島県では、広島酔心調理製菓専門学校の協力もと、さばける塾を開催しました。
日本人の海離れ、魚離れが進む中、海洋環境保全・海洋文化継承の社会的な機運を醸成すること、自ら魚をさばき、食べることで海や自然の恵みに感謝し、魚食振興を促すことを目的としています。
日程
2019年10月5日(土)12:00~15:00
開催場所
広島酔心調理製菓専門学校(広島市西区)
参加人数
36人(親子18組)
主催
海と日本プロジェクトin広島実行委員会
協力
広島酔心調理製菓専門学校
アジをさばいておいしくいただく
親子18組36名が広島酔心調理製菓専門学校に集まり、イベントがスタートしました。
はじめに司会者から海と日本プロジェクトの説明をした後、プロジェクトの一環として「さばける塾」があることを紹介。次に講師の神開先生から塾の趣旨である、「魚食振興」と「海洋環境保全」について説明していただいた後、アジのさばき方、調理のデモンストレーションを実施しました。
先生からは「アジには特有のうろこであるゼイゴがあること」、「味が良いから『アジ』と呼ばれるようになったこと」など、豆知識を披露いただきながらさばき方を教えていただきました。その手際の良さに、参加者は驚いたり感心したりしていました。
デモンストレーションの後は、いよいよ参加者による調理です。慣れない包丁を使う子どもたちだけでなく、大人にも魚をさばいた経験が少ない方が多く、恐る恐るさばいていました。
18組の参加者に対して、神開先生を含む9人に立ち会っていただいたため、分からないところがあればすぐに聞け、包丁の使い方などが危なげであればすぐに止めることもでき、参加者には手厚いフォローの下で魚をさばいてもらうことができました。
調理後、自分たちで作った料理を実際に食べるときには笑顔がみられました。当初は頭からしっぽまで食べることができ、地元ではポピュラーな「小アジのから揚げ」を用意しようと専門学校側と調整していましたが、当日の入荷がなく、手配ができませんでした。その代わりに、「南蛮漬け」を用意していただき、参加者に食べてもらうことができました。
終了式では神開先生から「魚をさばいて食べることで自然の恵みを大切にしてほしい」とお話しいただき、参加者全員に「さばけるマスター認定証」を手渡しました。
参加者の声
・魚をさばくのは初めてで難しかったです。
・今後、他の魚もさばいてみたいです。
・家でもう一度作ってみたいと思います。
・あんなに時間がかかると思いませんでした。これからは作ってくれた人に感謝して食べたいです。
・子どもに魚をさばかせたことはなかったので、子どもにとって自信になったようです。
・食生活を見直したいと思いました。
・家でも魚メニューを増やしたいと思います。
・魚を調理する機会を増やしたいです。
メディア掲出
10月25日(金) 中国放送 「ランキンLand!」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:36人