海なし県埼玉から発信!未来の海を守ろう~海と日本プロジェクト~
2019.04.17
海への関心が低いと言われている内陸部の埼玉県内の子どもたちに、遊びの体験と学習の両方を通じて、海で遊ぶ楽しさや危険のほか、地元の川と海とのつながりを感じてもらう機会を「海と埼玉研究所」と称し、創出しました。
このイベント全体を通じて、身近な川を守ることが未来の海に繋がるということを教え、さらに、参加者による学習リポートの公表や事業発表等を通じて、その内容をより多くの県民に訴求することを目的としています。
日程
2018年8月16日(木)~2018年8月17日(金)
開催場所
埼玉県寄居町「埼玉県立川の博物館」
茨城県大洗市「NPO法人 大洗海の大学」
参加人数
述べ参加人数57人(小学5年生27名、小学6年生14名、保護者16名)
主催
海と日本プロジェクトin埼玉県実行委員会
協力
埼玉県、埼玉県立川の博物館、NPO法人大洗海の大学、埼玉新聞
「海と埼玉研究所」イベント参加者による団結式開催
2018年7月29日(日) 9:30~11:00
テレビ埼玉(埼玉県さいたま市)
参加者:30名(小学5年生10名、小学6年生4名、保護者16名)
事務局から今回の研究テーマに関する話や、イベント開催時の諸注意を含めた説明会を実施しました。イベント実施日までの宿題として指令書を交付。予習課題は、「家の近くを流れる川の見学(ゴミは?生き物は?)」「インターネットで “魚 危機” と検索してみよう」の2点です。事前に川・海の現状などについて知ることで、イベントがより深い学びの場になることを目指しました。
「海なし県・埼玉発!未来の海を守ろう 海と埼玉研究所」開催
2018年8月16日(木)~17日(金)
埼玉県立川の博物館、NPO法人 大洗海の大学、 大洗サンビーチ、茨城県児童センターこどもの城
参加者:19名(小学5年生12名、小学6年生7名)
講師の方をお迎えして、海と川についての学習・体験を行いました。
<初日>
・講師 埼玉県立川の博物館 藤田学芸員
荒川の模型を見ながら、地形や海とのつながりについて学び、近隣の川で生き物と水質の調査を実施しました。川を綺麗にすることの大切さについて参加者へ呼びかけました。
・講師 アクアワールド大洗 魚類展示課 田中学芸員
場所を茨城県大洗町に移動し、海の魚の生態について講義を実施しました。
夜は、参加者みんなでさばいたお魚で夕食をとりました。
<2日目>
・講師 ジーコ足立氏
大洗サンビーチにて早朝のゴミ拾いを参加者で実施。講師のジーコ足立さんの指示のもと、ライフセービングを体験しました。海の危険について学ぶ座学の後、海でボディボードやライフジャケットを使っての浮遊体験を通して、海で遊ぶ楽しさと危険について学びました。
・講師 NPO法人 大洗海の大学 光又氏
講師の光又氏の指導のもと、2日間のイベントを通して感じたことをまとめ、「学習レポート」を作成しました。参加した子どもたちは、海と川のつながりや、地元の川を守ることが未来の海に繋がるということを学びました。
県内イベントで「海と埼玉研究所」に参加した小学生が成果報告
2018年11月4日(日) 14:00~14:20
JR浦和駅前広場(埼玉県さいたま市)
参加者:8名(小学5年生5名、小学6年生3名)
※一般来場者:一日述べ約80,000人(浦和区発表)
浦和駅周辺で開催された「浦和区民まつり」にて、「海と埼玉研究所」で子どもたちが作成した学習レポートなどを展示しました。学んだ内容について、ステージで発表も行いました。一度の体験イベントで終わらず、後日、研究内容を発表する機会があったことで、参加した子どもたちは、未来の海に対する思いを、より強くすることができました。
参加者の声
・ボディボードができて楽しかった。
・ライフセービングができてよかった。
・ライフセービングを初めてやりました。とても楽しかったです。
・海の環境を守れてよかった。ずっとキレイな海が良い。
・海はたのしいけど危険。
・海と川は、つながっている。
メディア掲出
【テレビ】
テレビ埼玉
2018年8月29日 『情報番組マチコミ』
【新聞】
埼玉新聞
2018年9月3日朝刊
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています