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~11月5日「津波防災の日」を前に、津波防災の未来を考える1日~ #beORANGEサミット2017 開催しました!

2017.11.15

日本発の津波防災の合図である「オレンジフラッグ」を普及啓発するプロジェクト「#beORANGE(URL:http://beorange.jp/)」を企画・運営する一般社団法人防災ガール(代表理事:田中美咲 以下、防災ガール)は、全国各地の団体と協働し海へのムーブメントをつくり出す日本財団「海と日本プロジェクト」 の一環として、2017年10月20日(金)に「#beORANGEサミット 2017」を実施しました。

防災の課題解決に取り組み、「海と共に生きる」津波防災の未来を創ろうと熱い想いをもったさまざまなセクターの70名が勢揃いし、#beORANGEが手がける津波防災の合図であるオレンジフラッグの導入事例発表をおこなったほか、株式会社CAMPFIRE代表取締役・家入一真氏など専門家が津波防災を広める上でのPR・仲間集め・資金調達などの課題解決の方法について講義。またグループディスカッションではオレンジフラッグを広げるためのアイデアを討論し、大変な盛り上がりをみせました。

■開催概要
日時:10月20日(金)
場所:東京都渋谷区

第一部 Know -知る時間-
 『#beORANGEの活動と事例紹介』 
・これまでの#beORANGEの活動報告 
・オレンジフラッグ先行事例紹介(鎌倉市)
第二部  Listen -聴く時間- 
『PR、人材、資金調達についての課題解決トークセッション』
 ゲスト:土屋有 宮崎大学地域資源創生学部 講師
 ゲスト:家入一真 株式会社CAMPFIRE代表取締役
第三部 Discussion -話す時間-
 『オレンジフラッグを広める作戦会議』

■参加者内訳
この日会場にお越しいただいたのは、津波防災対策の最前線で健闘する行政機関や自治体関係者、防災に取り組んでいる企業、また防災の研究をしている学生や教授、社会をもっとよくしていこうとしている弁護士…など多種多様なバックグラウンドをもった総勢70名超。


■開催内容詳細

●第1部 オレンジフラッグ先行事例の紹介
今年オレンジフラッグの普及活動がスタートした宮崎を代表して竹田氏、250本のオレンジフラッグ設置を決めた鎌倉市から長﨑氏、139市町村の防災計画をランキング化した弁護士の小野田氏からの情報提供が行われました。

●第2部 GUEST TALK
PRTIMES千田氏、宮崎大学講師土屋氏、CAMPFIRE家入氏のトークセッションが行われました。それぞれプロフェッショナルの立場から、オレンジフラッグやソーシャルアクションを進めるにあたってのヒントを語っていただきました。

●第3部 WORK SHOP
最後のセッションとなる第3部は、参加者全員でのワークショップ。
地域でオレンジフラッグを広めるにあたって、「どのようにPRをすれば良いのか?」「どのように仲間を巻き込んで行けば良いのか?」「継続的に活動をしていくためにどのように資金を集めたら良いのか?」という三つのテーマに分かれ議論を展開し、「オレンジコインを発行して様々なサービスと連携させる」「砂浜でオレンジフラッグをもって避難場所に向けて走るランイベントの開催」などのアイディアが生まれ、今後の展開に結びつく場となりました。

「津波防災」という課題は、多岐の問題に対して多様なプレイヤーがいらっしゃいます。しかし、いつ起こるかわからない津波に対して、いまのスピードではもしかしたら間に合わないかもしれません。

一人ではできないことも、仲間がいれば動き出すことがあります。もう手立てが無いと思っていたような状況も、「外」から見ればチャンスになることがあります。大変そうで難しそうで越えられないと信じていた壁も、少し角度を変えてみれば意外な抜け道が見つかることがあります。 地元の自主防災組織、自治体、学生、研究者、企業、国がそれぞれの強みを持ち寄って、面となり束になって課題に挑んでいく。この#beORANGEから新しい日本がうまれる、そんな期待を感じた一日となりました。

■11月5日「津波防災の日」とは
2011年の東日本大震災で甚大な津波被害が発生したことから、津波対策について国民の理解と関心をより一層高めるために制定されました。11月5日は、1854年安政南海地震による大津波が紀伊半島を襲った際に、和歌山県のある村人が収穫したばかりの穂を積み上げた「稲むら」に火を放ち、暗闇の中で逃げ遅れた村人を高台に避難させ、多くの命を救いました。この「稲むらの火」の逸話にちなみ、「津波防災の日」として11月5日が選ばれました。

<お問い合わせ先>
「#beORANGE」プロジェクト
MAIL:bosai.girl@gmail.com